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デバイスのサイズと利用時間と移動時間の関係

4月に楽天モバイルにMNPして以来、メインスマホもRakutenMiniに移行して何度もnoteに書いてきたくらい、RakutenMini至上主義者になってしまっていますが、使う人を選ぶ端末だとは理解しています。周囲の人みんなに勧めようとは思いません。というか、人によっては恨まれます。それくらい尖った端末だと思います。1円で販売したり、ユーザーにも総務省にも無断でバンドを変更したり、端末そのものの魅力とは関係ないところで騒ぎを起こしてしまったのはどう考えても楽天モバイルの大チョンボでしたが。

ネットでRakutenMiniのレビューを見てみると、絶賛しているのはまあたいてい私と同じような目的で買っている人だと思います。しかし、当然ながら批判もあります。使っている人間だからこそ分かりますが、バッテリーが持たないし、iPhoneに比べるとタップの精度が悪いです。値段差を考えれば当たり前の性能の差ではあるのですが。

そういった批判の中でもRakutenMiniを小さすぎるからダメ、という批判は理不尽すぎます。小さいスマホであることは使う前から分かっているはずで、用途によってデバイスの大きさはだいたい分かるはずです。逆に、6インチ級のスマホを買って大きすぎるからダメというのと同じ話です。

ブログにしろYouTubeにしろ、その批判によってアクセスを稼いで収入を得るのでそういった内容に噛みつくのも思う壺なのだと思いますが、小さい端末を小さいからダメというのはちょっと無理があるんじゃないかなと思います。

自分が使う目的や機能に見合った製品かどうかが重要です。

自動車に例えれば、家族が7人いる家庭が軽自動車を購入したら不便でしょう。逆に一人暮らしで7人乗りのステップワゴンに乗るのも余程の理由がない限りはスペースと税金の無駄でしょう。

デバイスは大きさも重要な選択肢の一つです。タブレットで言うとiPad Proの12.9インチは使う人を選ぶデバイスです。初めて見たときは、「なんだこの板は」という感覚でした。電子機器と言うよりも板感が強かったです。

おそらくあれくらいサイズがタブレットとしては限界のサイズかなと思います。あれ以上大きいと持てません。MicrosoftのSurfaceもタブレットとしての利用を想定しているSurface Proは13インチクラスですよね。

ただ、SurfaceはWindowsが使えるタブレットというものであって、指での操作を最優先に作られたOSでもないので、そういう意味での操作感はiOSには劣ると思います。MicrosoftにはWindowsCEとかWindowsMobileとかの遺産があったはずなのですが、残念ながらその辺の息吹を感じられないですね。そうは言ってもWindows7のころのWindowsタブレットよりは相当マシですが。

持ち運べるデバイスは持ち運ぶ時間と腰を据えて使う時間の比率によって、大きさを選べばいいのではないかと思います。移動時間が長かったり、移動中に使うことが多いのであれば小型の方が良いでしょうし、移動時間が短い、あるいは移動中は使わないということであれば、利用する時の利便性を考えて大きめの方が良いはずです。

私の使い方では、持ち運ぶ時間(通勤時間)が長い一方で、移動中はKindleで電子書籍を読んでいるのでスマホを使うことはあまりありません。自宅でもコンテンツ消費はMacかiPadなのでスマホは小型で充分なんですよね。だからこそのRakutenMiniですが、iPhoneの4インチサイズを求める消費者はどこに行くのでしょうか?

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