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ABEMAで将棋の第72期ALSOK杯王将戦第1局を視聴

藤井竜王対羽生9段の王将戦というビッグイベントの有料配信についてABEMAからのメルマガで知って、これは見ねばならぬと思い、勢い勇んでABEMAでのペイパービューの支払を済ませ、8日の朝から見始めました。

同時に、将棋系YouTuberの評価値実況を見ようとしてYouTubeを「王将戦」で検索すると、「囲碁将棋プラス」のYouTube公式チャンネルで無料配信していました。

ABEMAで有料でYouTubeで無料配信ってどういうことだとは思いましたが、この囲碁将棋プラス」での無料配信はこの第1局のみ、第2局以降は有料になるそうで、注目を集めて視聴者を引き込む算段というか、宣伝のための無料配信なのですね。

これはABEMAのPPV利用者も減ったとは思いますが、私個人としてはワールドカップ全試合無料配信してくれたABEMAですし、4年後のワールドカップ全試合無料配信のためのお布施の一環として自分で自分を納得させました。

とはいえ、ABEMAが、4年後のワールドカップの放映権料を支払えるのか。

今のビジネスモデルではどう考えてもABEMA単体で黒字転換するとは思えないのですよね。視聴者を呼び込むコンテンツで有料会員やPPVの売上を増やしたとしても、そのコンテンツを獲得するにも多額の費用が掛かるわけですし。

いっそのこと、もうちょっと広告を載せても良いんじゃないですかね。それで安くなるなら消費者的にはありがたいですし、広告主的にも露出の機会が増やせるなら良い話です。

とはいえ、現状の無料アカウントでのYouTube視聴のように、見たいと思った時に何十秒もCMを見ないといけないとなると、そもそも視聴の前で離脱者が大量に出てしまいます。それはサイバーエージェントの藤田社長の意図するところでもないでしょう。

なんなら、大規模災害時のNHKがよくやる、画面の端に文字情報を載せているL字部分のように、そのL字部分に広告載せても良いんじゃないですかね。無料での配信はその広告があって、その分だけメインコンテンツは小さな画面で見ることになり、一方で有料アカウントならそれが無くなるとか。

ネットでの配信については、放送法によってガチガチに定められているテレビ放送とは違うのですから、いろいろな収入の形があっていいと思うのですけれど、配信でもなにか法的な制限あるんですかね。それとも、画面端でのCMには全く広告宣伝効果がないデータとかあったりするなら、実践するところが無くてもしょうがないですね。

サッカーのJFLでの試合中継だと、YouTubeでのライブ配信の画面内で、テロップなどを付け足して独自の広告を出しているケースもあるので、上手くやれば配信者・視聴者・広告主が三方良しになれると思うのですけれど。

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