2023年8月11日女子ワールドカップ準々決勝日本対スウェーデン戦ネット観戦の感想

グループリーグから4試合で1失点かつ全試合で2点差以上での勝利と、圧倒してここまで来た日本代表ですが、強豪スウェーデンとの準々決勝となりました。

東京五輪でも対戦して敗れた相手ですので雪辱を果たす絶好の機会でもあります。

今回もFIFAプラスで見てみます。

試合は前半の最初はスウェーデンがポゼッションで優位に立ち、かつ日本の攻撃もスウェーデンの守備に寸断されて難しい展開から始まりました。

それでも10分過ぎくらいから日本が相手PA近くまで持っていくシーンも増えてきて、スウェーデンのプレスを上手く躱せるようになってきました。

それでも25分、ふとしたスキを突かれてスウェーデンがGKと一対一になりましたがシュートは枠を外しました。これがこの試合の初シュートだったようで、お互いに堅いサッカーをしています。

32分、自陣でのファウルによるフリーキックを与え、そこからクリアしきれずに最後は押し込まれ、今大会始めてリードを許す展開となりました。

その後も再びスウェーデンのプレスに苦しみ始め、前半は0-1で終えて後半勝負を考えざるを得なくなってきます。

実際42分にはスウェーデンのシュートがポストに当たって助かったシーンもありました。

結局日本は1点ビハインドで前半終了。

後半開始から遠藤を入れて残り45分での逆転に賭けます。

しかし後半も試合展開としては前半と変わらず、47分には強烈ミドルを山下がファインセーブでしのぎますが、その直後のCKでハンドによるPKの判定。それを確実に決められて0-2。痛すぎる失点でした。

ここまで中盤のつなぎで相手に引っ掛かり、失ってはカウンターを食らうのが問題で、ここをどうにかしないと厳しいのですが、相手の裏に放り込んでしまうのも手か。しかしスウェーデンの守備が本当に堅い。

60分頃から日本が攻める時間が増えましたが、スウェーデンが無理して攻めなくなったとも言えます。

それでも71分、藤野のシュートがGKのギリギリのセーブで惜しくもCKになりました。

しかし攻め続けた日本が74分、植木がエリア内で倒されてPKゲット。しかしこのPKを植木が惜しくもバーに当ててしまいチャンスを逃してしまいました。

87分、藤野の直接フリーキックがバーに当たってGKに当たってポストに当たって入ったかと思われましたがノーゴールの判定。しかしそこで抗議せずにさらに攻撃した日本はついに清家がゴールを奪いました。これで1-2。

10分のアディショナルタイムにも攻め続けますが、残念ながら1-2のまま試合終了となってしまいました。

敗因もあると言えばあるのでしょうけれど、日本らしいサッカーが出来るようになったのがラスト30分くらいだったということで、個別の戦術レベルの問題以外にも色々あるのかと思います。

ここで感動をありがとうとか通り一遍のことを言ったり、あるいは監督や選手の批判をするよりも、WEリーグの試合を見に行く方がよっぽど建設的だと思うので、機会があれば観に行きたいと思います。ガンバの女子チームはまだ当分無いかなあ。

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