2022年7月24日東アジアE-1選手権日本代表対中国代表戦テレビ観戦の感想

選考選手や試合そのものについて、これまでの森保監督批判に相まってさらに非難が色々浴びせられていますが、そもそもワールドカップイヤーにおける東アジア選手権はいつもこんな程度の扱いだったと思うのですが、私の思い違いでしょうか?

2017年終わりにあった試合では、主力選手が出ていましたがその数ヶ月後にはハリルホジッチ監督がW杯本大会直前ながら解任されていましたし、E1とW杯はあまり関連付けて考えなくて良いのではないでしょうか?

それ以外にも、アジアカップ予選でも1月に中東で行われた際には初代表や代表経験の少ない選手ばかりで挑んでましたし(確か平山相太とか出てました)。

代表戦を全て同じ比重で戦う事なんて無理だしナンセンスですので、E1はE1でW杯に向けてのメンバー選考とは分けて考えるべきでしょう。だったらなぜこんな大会やってるのか、という話になりますがそれはそれで別の話ですし。

先日の香港戦では代表経験の浅い選手が多いながらも6−0と完勝しました。予定通りですし予想通りですので、その試合そのものはどうこういうことはないでしょう。

そして本日は中国戦です。この大会にも主力というくくりでは出してこなかった中国代表は、U23中心の韓国代表相手に負けたことで国内での批判もあったようです。

対する日本も控えと言えば間違いなく控え勢なので、結局の所はやはりこの大会自体の存在意義にも関わってきます。いっそのことU19やU21限定の試合にした方がお互いに有意義なんじゃないでしょうか?

とはいえ出ている選手はもちろん真剣勝負なわけで、残り1つか2つのワールドカップメンバー枠への大事なアピールとなります。

試合は最初のプレーこそ中国にシュートを許したものの、その後は予想通りの日本ペース。シュートを打ち続けますがなかなかゴールは奪えません。

こういう時間が続くと、ふとしたカウンターやセットプレーでまさかの失点をしてしまうのがサッカーあるあるです。

むしろ中国代表はボールを日本に支配されながらも、最後のボックス内での守備はギリギリのところで集中が続いていて、韓国戦からの修正が出来ているのだろうと思われます。

そして前半は0−0で終了。中国はこのままで良いでしょうし、ゲームプラン通りでしょう。逆に日本は思わぬ展開ですが、焦って誰かを代えないといけない状況でもありません。チャンスは作れているのですがね。

敵陣での工夫が足りないと言えば足りないのですが、じゃあどうするかというと敵陣でのダイレクトプレーやミドルシュートくらいでしょうか。そしてそれは実際に行われています。それでも得点出来ません。53分、トラップからのターンで流れるように打った細谷のシュートは枠の外に外れました。

選手を入れ替えてさらに攻勢を仕掛けるもののゴールは奪えないまま時間が経過します。中国にして見れば0−0で終えても勝ちに等しい結果です。だからこそ日本はゴールを奪わねばならない試合でしたが、結局0−0で試合終了となりました。

内容も結果も悪いからこうなったのは間違いありません。運が悪いために招いた引き分けとは到底言えません。

試合後のTwitterもマスメディアも森保解任一色になるのでしょうけれど、個人的にはこのE-1選手権はノーカウントにしておいた方が良いと思うのですけれどね。

別に森保監督を擁護するつもりではなくて、E-1の大会成績を解任理由にしてしまうと、今回のE-1ははともかく、次回以降のE-1で、時の監督が解任されるのを恐れて、主力を無理矢理使って怪我や疲弊を招きかねません。

協会や主力選手との軋轢が無ければ森保監督は12月まで継続されます。森保アンチの方々も、その後のことを考えた方が良いんじゃないですかね。

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