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タバコをやめた話

タバコを吸ってる人は、めっきり減って、タバコ屋どころか自販機もあまり見なくなりましたね。

私は、今は吸っていないけれど、四年前までは吸っていました。やめたきっかけは病気。

ある日、風邪をこじらせて肺炎になり、舌が回らなくて、まともに話せないほどの高熱を出して寝込んでしまいました。それ自体は医者で点滴をうけるなどして収まりましたが、熱がさがってからしばらくしたある日、少しの運動をしたら胸が苦しくなり動けなくなりました。

最初は心臓の疾患を疑われましたが、レントゲンなどで詳しく調べてみると、肺の組織が部分的に炎症を起こして機能しなくなるCOPD。原因は肺炎とタバコ。

これにかかると、直接の治療の方法がなく、吸入薬なとで炎症予防を続けるしか無いということ。

まず、タバコをやめないと死んでしまう。計画的に減らすなんていう悠長な事を言ってられない。そこで、三日三晩部屋にこもって、禁断症状と戦いました。とにかく食べて、水をがぶ飲みして、布団の中に丸まって歯を食いしばって唸っていました。

それを過ぎたら全くタバコが欲しくなくなり禁煙は成功しました。

というか、周囲で段階的に減らす方法で成功した人を見たことがない。タバコをやめたい人には、即座に絶って、のたうちまわる方をオススメします。

吸入薬の方は、体質に合わないと悪化してしまうということで、試験用パッチを腕に貼りつづけて一ヶ月。総合病院で肺機能の細かい検査を受けて、やっと吸入開始。

タバコをやめたあと、今度は口がさみしいのに耐えられず、半年ぐらいは飴玉中毒になってしまいましたが、それも克服。

さて、肺の組織自体が機能しないので、肺を鍛えて肺活量を増やさないと、普段の生活もキツイ。しかし激しい運動をしたら呼吸困難で死んでしまう。なので、とにかく歩く。休日も昼休みも、できるだけ歩くようにしています。通勤に使うバス停も、最寄りから一つ遠いバス停を使ってます。

一度歩きすぎて股関節を傷めてしまったことがあるので、歩きすぎには注意して。新型コロナの流行では「感染したら間違いなく死ぬから」と医者に言われるし

一度人生を踏み外すと、ずっと大変。



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