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世界のアソビ大全と癒し

なんかつまんないなー、でも何か作る気力もないしなー、暇だなー、と思った時は、「世界のアソビ大全」をやる。このゲームはサウンドが素晴らしい。コマを置いたときの音やおはじきやボールが重なり合う音がとても心地よく、かつ自然で、何度でもやりたくなってしまう。

数ある世界のアソビの中でも、特に「マンカラ」は良い。おはじきをひとつづつマスに置いていくというシンプルなルールが最高なのはもちろん、マスの中におはじきを置くときの、おはじきどうしが立てる音によって、あたかもゲームの中に重力があるような感覚を味わえる。それがとても快感だし、「マンカラ」が「アソビ大全」のなかで一番好きな理由のひとつになっている。

音楽ではないサウンドが持つ癒しって、あるよな〜と思う。私は毎日のように癒しを求め、YouTubeを開いたり音楽を聴いたりするけれど、「アソビ大全」の癒しは格別だな〜と感じている。それは、ゲームに勝ったから快感を覚えるのではなくて、ただ遊ぶことによって得られる癒しだからなのかもしれない。

何か目的を達成するのではなくて、「ただそこにあるだけ」で楽しめたり癒されるものを、もしも作ることができたなら、本当に素敵だ。もっと言えば、人として、「そこにいるだけ」で誰かの癒しになれたり、楽しい気分になる存在になれたら、それこそ素晴らしいと思う。

ゲームに勝ったから楽しい、とか、いつも優しくしてくれるからこの人が好き、とか、そういう感覚も大事だけど、「ただ存在しているだけで嬉しい」「ただ目的もなく話すのが心地よい」みたいな、理屈はなくてもプラスになる要素も忘れないようにしたい。

(その裏でとんでもなく細かい作業や調整が組まれていたり、実はものすごく先回りしてみんなが過ごしやすくしてくれているであろう、表に出てこない誰かの努力も含めて…)

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