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淡色の夢のような 。

終わってから随分経った今でも
あれは夢だったのかな、なんて考えてしまう。
それくらいきらきらと輝いていて
夢や希望がたくさん詰まった空間だった。
それはもう全部全部言葉に表せないくらい。
新型コロナウィルスのせいで
配信になってしまった今年のライブ。
もちろん直接会って直接感じる
ライブ独特のあの雰囲気や空間を
誰もが味わえなかったのは悔しいし
やるせない気持ちだったけれど、
配信になったからこそ多くの人が
彼らと同じ時間を共有できて、
観てみたいと思う人が観ることが出来た。
それは配信だったから出来たことで。
少しでもポジティブに捉えることが
できたらいいなと思います。



キラキラ光る衣装に身を包み、
降りてきた王子様。

" 王子様 " って言葉が
世界一似合うんじゃないか、
なんて頭は冷静に考えながらも
胸のドキドキが止まらなかった。
ティアラとの大切な曲だと
語ってくれたゴールデンアワーから
始まった夢のような世界。
アルバムを聴きながら
ずっと想像していた、L&の世界。
それは想像よりももっともっと壮大で
煌びやかで美しくて。
一瞬一瞬、一つ一つの公演を
大切に目に焼き付けた。
私はこの時を何年経っても何十年経っても
忘れたくないと思うし忘れない。

コンサート後半の手書きメッセージ。
一人一人の声で大切に
読み上げてくれたメッセージ。

" みんなの背中をトントンしてあげたいと思い、Focusという曲をつくりました "

平野さんのこの言葉を聞いて、
平野さんらしいな…と思ったと同時に
ぎゅっと心臓を掴まれたような
そんな気持ちになった。
止めどなく流れる涙がなんの涙か
分からなかったけれど今思うと、
人の愛や優しさに触れた時の涙だった。

そんな涙の中始まったFocusのイントロ。
私がアルバムで初めて聴いた時から
ずっとずっと彼らが歌う姿をみてみたかった曲。
心が震えるってこういうことだと再確認した。
背中をただ押してくれるだけではなく、
本当にそばに寄り添ってくれているような
温かい優しさに包まれた。
何のために頑張ってるんだろうと
ふと考える日。
先の見えない不安にどうしようもない日。
自分が周りに比べて劣っていると
卑下してしまう日。
きっと誰しもあるのだろうけれど、
それはきっと悪いことではなくて。
例えそんな日があったとしても
帰り道に綺麗な星が見えたとか、
お店で好きな音楽が流れてきたとか、
美味しいご飯を食べたとか、
一人一人他の人から見たら分からないような
何でもない自分だけが分かるような、
小さな幸せを一つ見つけられたらそれでいい。
そう教えてくれた曲。

Focusのレコーディングの時、メンバーに

" テクニックよりも、とにかくみんなの熱い気持ちを歌に乗せてほしい "

と伝えた、というテキストを読んで
本当に大好きだと思った。
上手さよりきっと何より一番大切なこと。
そしてそれはちゃんと伝わる。
そうやって心を込めて届けてくれた
曲の一つだから。
平野さんが作った曲だから、なんて
それだけの理由じゃなくて平野さんが
Focusに込めてくれた想いが素敵すぎたから、
心が震えたから大好きな曲なんだよ。
そんな大好きな曲を歌ってくれている姿を
見れたことが本当に幸せだった。
私はこれからもきっと間違いなくこの曲に
沢山沢山救われる日がくると確信したよ。
こんなに素敵な曲を届けてくれてありがとう。



そしてオーラスのアンコール前のメッセージ。

" このコンサートを支えてくれて僕達の事を大切に使ってくれたスタッフの皆さんにも大きな拍手をお願いしていいですか? "

そんな言葉から始まった挨拶。
いつどんな時でもどんな場面でも
どんな立場の人にでも
周りへの感謝を忘れない平野さんが
やっぱり大好きだと思った。
きっとこれは彼にとって当たり前。
芸能人の方だけじゃなくて、
私だってみんなだって、何をするにも
支えてくれている人がいることに
感謝することは当たり前だと思っていても、
敢えてちゃんと口に出せる人なんて
ごく僅かだと思ってる。
だけどこうやって当たり前のように言える
平野さんを人としてずっと尊敬しています。


" 会えないコンサート " と改めて聞くと
やっぱり悲しい気持ちが
心の片隅には浮かんだけれど、
悔しい気持ちは彼らも同じ。
だからこそ次こそは会って
悔しい気持ちを撃退したいし、
95点を100点にしようね。
直接会えなくてもこうやって沢山の人が
彼らの言葉に歌に明日からもまた頑張ろうと
思えていることが伝わるといいな。
いつかみんなで彼らの前で大好きだと
伝えられるような日が来るといいな。

本当に本当に楽しい時間をありがとう。

私達が沢山幸せを貰ったように、
彼らにも沢山幸せが降り注ぎますように。

2020.10.09 ~ 2020.10.11

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