女性の先輩がいない

思い返せば、私には同性の先輩がいない。
中学の時の部活は1人いたが3年生だったので夏前には引退。
そのうえ2年生の先輩もいないので入部3カ月で私たちの1年生が最上級生だ。
進学先も工業高校だったので女子生徒の割合は少なく、所属していた部活にも女子の先輩はいなかった。

だからだろうか。
目上の女性との接し方が分からない。
あわよくば女子の集団にさえ馴染めない。

仲の良いグループは私含めて最大4人。ほとんどが3人。
中学生の時は1人を恐れて奇数グループなんて嫌だと思っていたのに。

前職を退社した理由もここに大きく関係する。
一番の原因となった上司は女性だった。
そして入社した理由も彼女だった。

会社訪問でハキハキと話す姿がかっこよく、
こんなに自信もって話せる仕事人になりたいと思った。

退社直後は彼女のきつい物言いと態度に憤怒していたが、退社して数か月たった今なら、彼女との接し方がきっと間違っていたのだろうと思うことができる。退職してよかったことに変わりはないが。

先日、学生時代の恩師に
「実は前職のこともちゃんと自分の中で決着がついてないのでは?」
と言われた。
自覚はしていなかったが、突かれると大変痛い部分だ。
上司からの言葉に腹を立てるばかりで、自分は彼女とどういう関係を築きたかったのか考えたこともなかった。考える余地もない女だと思っていた。

でも今なら思える。
私は彼女と対等に意見交換をしたかった。
仕事だけじゃなく、女性としての生き方についても聞きたかった。

まだこれで決着がつけることができたとは言い難いが、自分の気持ちに気付けたので一歩前進ではないだろうか。

『女性と臆することなくコミュニケーションをとる』
新しい課題だ。

そんな私は明日、高校時代の先輩とそのお子さんと遊びに行く。
子どもが大好きすぎて一緒に遊ばせてもらうことになったのだ。
現役時代もちゃんと話したことが無いうえに、会うのは8年ぶりくらいではなかろうか。
先輩に何かを聞きたい!というわけではないが
高校時代、きれいだなーと思っていた先輩なのでとても楽しみだ。


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