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息子とキンキ

私はKinKi Kidsが大好きだ!

小中高大とジャニーズに縁なく過ごしてきたが、「1番好きなアイドルは?」と聞かれれば「剛くんかなー?」と言うくらいに好感を持っていた。(でもミッシェルのチバ の方が何十倍も好きだったし、世界で1番かっこいいのは窪塚だと思っていた)

そんなほんのりしたキンキへの思いがキャズムを超えたのは2020年の5月、コロナ禍中で家にいることが多くなり夜更かしが増えた頃だった。
ぼんやり動画を見ている時に見つけた「やめないで、pure」のMステ歌唱映像、多分99年発売時のMステ初出しの時の動画だと思う。
タモさんが歌唱後、思わず「いやーすごい」と言わせる完成度で、大人になりきる前の少年の美しさが詰まっていた。そこから朝までキンキ動画を見続けて、朝になってファンクラブに入会した。

そこから昔のキンキも今のキンキもそれぞれのソロも全部応援している。

つわりの症状が重くなりはじめた妊娠3ヶ月の時のコンサートには這うようにして行かせてもらったので、実は息子もお腹の中で一度参加している。
(5ヶ月の時には林檎さんのライブにも行ったなー贅沢な息子だ)

そして息子が産まれたのは7月21日、KinKi Kidsのデビュー日だ。お産は朝に促進剤を打ってのスタートだったので、26周年記念の配信ライブがある21時までには絶対産むぞ、と決意を固め、心の鉢巻を締めていた。

無事16時過ぎに出産は終えたものの麻酔と貧血で、20時までほぼ意識がなかった。
沈み込むような体の重さの中でやっと腕と顔が動かせるようになった21時半、追っかけ再生で配信を見た。

過去のアルバムのどマイナー曲を剛くんが歌うという内容で、光一くんも楽しそうで最高だったけれど、動かぬ体に釣られて表情も心も動かず、ただぼーっと流していたことを覚えている。
そして朦朧とする意識の中で、今後周年のイベントがある場合、当日は息子の誕生日だから行けないな、とぼんやり考えた。2daysはマストでやってもらわないとな、と。

その後、何度か寝落ちし、意識がしっかりしたのは1時ごろ。気持ちがギラギラして眠れなくなった私が行ったのは、出産の記録をメモに残すことと、doya(キンキのラジオ)にメールを送ることだった。
今まで一度も送ったことなかったが、この一大事は送らなければ!!!!と使命感に駆られて送ってしまった。(26周年のお祝いと息子の誕生のお知らせ、デビュー日にイベントする際はぜひ2daysやってねという内容だった。)

doyaはバナナムーンでいうムーゴー放送(録音)のため、その後何週かに渡って読まれるかソワソワしていたけれど、結局読まれることはなかった。
自分の一大事は世の些事、と産後の頭を冷やすにはよかったかもしれない。

子育て優先にはなっちゃうけど、今後もできる範囲で応援するぞ!いつもありがとう、KinKi Kids。


蛇足


友人各位には「なんでいきなりキンキ?」「どこが好きなの?」とよく聞かれる。
熱く語りすぎるとキモいかな?と思い、つい濁してしまうが、実は言語化できている。好きになった際、何がこんなに刺さるのかを考え抜いたからだ。
1番の理由は「デュオという形態の魅力を最高点で結晶化させたグループだから」だ。
デュオというグループは危うい。1人抜けたらグループが成立しなくなってしまう。
いつ辞めても1人でやっていける2人が、「まだ2人でやれることがある」とグループ活動を続けている状態。その危うさの中での肯定がなんとも美しくて好きなんだろうなと思う。
(こう思うと、いずれお笑いコンビにもハマる可能性あるな‥)

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