1on1始めていても、上司に教育していないって逆効果って知ってました?
多くの日本企業で、1on1が広がってますよね。
2022年4月にリクルートマネジメントソリューションズ(RMS)が公表した調査によると、7割ほどの企業で1on1が導入されているそうです。
同調査では、1on1導入企業のうち、6割ほどの企業でコミュニケーション機会が増加したとのこと。1on1を導入すれば、上司と部下で対話の機会が増えることになりますので、納得できる結果だと言えます。
気になる結果となっているのは「1on1の導入効果」です。
業務成果が上がっている 16.2%
部下の成長が見られる 30.3%
この結果を見ると、
「なるほど。しっかり効果があるのか!では弊社でも導入しよう!」
と思えそうです。
・・・そうなっていけばいいんですが、
組織人事コンサルティングを提供している弊社に寄せられるお悩みには、
案外そうもいかない事情があることが多いのです。
皆さんの周りでも、こんなことはありませんか?
「そもそも1on1って面倒くさい」
「何か話したところで、説教されるばかり」
「普段の業務で忙しいのに、1on1に時間なんて取れない」
RMSの調査結果を逆にみれば、
83.8%の企業では業績に影響が出ていないし、
69.7%の企業では部下の成長に貢献できていない、とも読めます。
面倒くさいことをわざわざやっているのに、むしろ組織風土を悪化させている可能性すらあります。
なぜそうなるのでしょうか。
理由は簡単です。
上司が、ダメな1on1をしているからです。
RMSの調査では、1on1によって部下のモチベーションが向上した企業割合は36.4%です。63.6%はモチベーションが変わっていないか、下がっている状態だと読み取れます。
ちなみに、弊社がご支援した製薬会社では、1on1を1年間継続した結果、
部下のモチベーションが向上した割合は60%超となりました。
横ばいが20%、残る20%が少し低下という結果でした。
RMSの調査平均より、ずいぶん良い数値となっています。
この会社では、さらなる改善を目指して様々な取り組みを進めています。
1on1が生きるために必要なことは、ただひとつです。
それは、1on1の定石をちゃんと押さえておくことに他なりません。
たとえば、
1on1に適した時間は、どれくらいの長さなのか
週のうち、いつ1on1を実施すればよいのか
上司は、どこに座るべきなのか
などなど。その他にも1on1の定石は多数挙げられます。
「効果的な1on1をしたい!定石を知りたい!」と興味を持ってくださった方は、ぜひ弊社HPよりお気軽にお問合せください!
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