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子どものオンライン自習室をはじめてみました

こんにちは!子どもむけのプログラミング教育の会社をやっているはりまです。

休校や外出自粛で子どもの学習がやばい!という問題があります。

子どもの学習に関して抱えている不安について尋ねたところ(複数回答)、83.6%の保護者が何らかの不安を抱えていることがわかった。不安の内容としては「自宅学習できるか」(49.4%)がもっとも多く、「周りの学習ペースについていけるか」(43.9%)、「学習時間が確保できるか」(34.5%)が続いた。
https://edtechzine.jp/article/detail/5448

ということで、「家庭学習を習慣づける取り組み」をできないかなーと考えています。

うちではこれまでにも、プログラミング教材の無償提供をしたり

オンライン遠足としてマインクラフトの世界で探検をしたり

他にも色々な取り組みをやってきましたが、まだまだ足りていないなーと感じています。

いま試していること

家庭の学習環境を構築するためのオンライン施策として、zoomを使った「オンライン自習室」をやっています。

夕方の16-17時と17-18時の二部構成。
時間になったらzoomに入室し、自習をする。というものになります。

画面の中に仲間がいる、というつながりの感覚を得られるだけで価値は大きいように感じています。

まだ少人数のみでの開催なのでですが、参加者の評判が良いので手を加えながら続けていこうかなーと思います。

この取り組みを通して、小学生の家庭学習環境のアップデートを図りたいと考えています。

なぜやろうと思ったのか

その1:家で勉強する習慣をつくる

仕事でもそうですが、家でやろうとするとオンオフの切り替えが難しかったりします。なぜかというと、場所によって「行動の習慣化」がされているからです。

職場についたらまずはPCを開いてメールをチェック…
家に帰ったら服を着替えてテレビを見る…

など、人間の行動の多くは無意識のうちに習慣化されています。そこに新しい習慣を足すというのは非常に難しいのですね。簡単にできるならダイエットに苦労したりしないわけです。

ということで、家庭学習をするには「環境をつくる」ということが非常に重要だと考えており、オンラインの勉強部屋という選択肢になったわけです。

その2:勉強が続きやすい

テスト勉強をするときに図書館や塾の自習室を利用した経験があると思います。なぜその場所に行くかというと、周りも勉強していると自分も勉強しやすいからです。

人は無意識のうちに周りの人と同じ行動をとろうとする習性があるみたいなのですね。カメレオン効果とかミラーニューロン効果とか呼ばれるものです。

要するに、周りが勉強している環境だと自分も勉強しやすくなる、というわけですね。

その3:運営側も継続しやすい

どんなにいいサービスでも続けるには手間やコストの問題がめちゃくちゃ大事です。今のところオンライン自習室は運営の手間もさほどかかりません。

場所代は不要ですし、利用者の進捗管理やらも不要です。

僕も常駐してますが、自習中も仕事をできるので負担が少なく、割と継続しやすいと感じています。
このあたりは色々試してみて考えていこうかなと思っています。

今後の展開や改善点

オンライン自習室という取り組みは、やれば学習効果の改善は見込めるのですが、いくつか運営的に問題があります。

需要が顕在化していないため、参加してもらうのが難しい

知らない人のzoomにいきなり参加するのはハードル高いですよね。

これについては、既に子どもたちと繋がりのあるコミュニティなどを通じて知ってもらうようにしたり、とかかなーと思っています。

コミュニティとしてワークするか

これから似たサービスは増えてくると思うので、なぜうちのサービスを使うのか、というところを考えなくてはいけません。

なので、
もうすこしコミュニティ要素を付与できるといいなーとは思っています。discordとか使えばコミュニティ機能は自前で開発する必要がなくなるのでいいかもしれません。

ということで

通学でやっていた授業をオンラインでやる、というカタチが現在のスタンダードですが、個人的にはもっとオンラインの特性を活かしたサービスが今後の定番になってくると考えています。

とりあえずはオンライン自習室として運用していきながら色々な施策を試してみようかなーと思います。

これからも家庭学習を推進できるプロジェクトに取り組んでいきますので、いいアイディアがあれば教えてください!

よろしくお願いします!

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