パパは息子を信頼してる。そして、大好きすぎる。


7/18に息子が1mくらいの高さから落下。
腕がだら〜んとしていて、大泣き。
普段と様子が違いすぎるので、急いで救急病院を受診。

病院1

レントゲン撮影の結果、骨折。
骨折自体はそこまでヒドいものではないので、ギブスで固定して経過観察とのこと。

救急病院は遠方だったため、家の近くの病院の紹介状を書いてもらい、翌日or翌々日の受診を促された。

病院2

7/19 11:00〜12:45 近所の整形外科
レントゲン撮影。
息子はレントゲンが怖く大泣き。

骨折した部分、くっついていくべき部位のスキマがどんどん広くなってしまっているとのことで、ドクターから大きめの病院の受診を勧められてた。
最悪、手術もありえるとのこと。
そのまますぐに大きな病院へ

病院3

7/19 13:00〜17:00 国立病院
手術の要否を判断するために、レントゲン/CTを撮ることに。

手術という単語に反応し、不安が募る4歳息子。

オレ、手術やだよぉ…
お腕、チョッキンするの?
まあるく切っちゃうの?

などと、不安でいっぱい…。
腕がなくなっちゃうのかと心配している様子。
自分の知識の範囲で手術の説明をした。

レントゲン

ここのレントゲンは患者しか入ることができない。

先ほどの手術という単語があったからか、ここで手術をするのかと勘違いした息子はギャン泣き。

ギリギリまで手を繋いだりしていたが、撮影場所に子供をセッティングし終えたタイミングで退室。
部屋の中からは大泣きしてる声がうっすら聞こえる。

その声をよく聞いていたけど、何を話していてのかはわからず。

数分すると静かになり、無事に撮影を終えてきた。
技師さんのトークテクニックで説得したのかな…なんて思ってた。

CTスキャン

レントゲンと同様に患者しか入ることができないお部屋。
ここでもやはり、手術と勘違いした息子はギャン泣き。
CTの仰々しい装置が目の前にあったから、余計に不安があったんだと思う。

パパ、お願い、一緒にいて!一緒ならやる!

と言われたのだが、やはり患者しか部屋にいてはいけないとのことで、座らせて退室。
正直、めちゃくちゃ辛かった。

ドアが厚かったが大泣きする声が聞こえてきたが、3分ほどすると大人しくなり無事に撮影を終えてきた。

ここでもやっぱり技師さんのトークテクニックってすごいなぁと思った。


部屋から出てきて、涙で濡れた目を擦りながら歩く息子。

もう帰りたい。お願いだからもう帰ろう。

『大丈夫、もうおしまいだよ。今からお写真を見て先生がチェックするから。そしたら手術じゃないかもしれない。アイスでも食べながら帰ろう。お腹すいたよね』

なんて会話をしながら診察室へ

診察結果

やはり手術確定。
翌日の10:00には病院に来て待機とのこと…。
手術で全身麻酔をするにあたって、更に検査が必要とのことで

・胸部レントゲン
・心電図
・採血

の順に検査をすることになり『もうおしまいだよ』と言った自分の言葉に激しく後悔…。結果的に息子を騙すことになってしまった…。

胸部レントゲン

お写真撮るだけだよ、と伝えたものの
もう帰れるって思った期待が裏切られたことと手術への不安から、さっき以上に大泣き。

大泣きしている息子に状況を説明。

・みんな息子のヒジを治そうと頑張っていること
・レントゲンは痛くないこと
・ドアのところまでは一緒に行けること

色々話を聞いていると、どうやらCTが怖かったらしい。
レントゲンとCTは両方ともお写真を撮ると伝えてしまっていたが、明確に違う撮影方法だと説明。

ただ結局大泣きは治らなかったので、抱っこしてレントゲン室の前へ。
すると息子から

パパは、絶対このドアの近くにいてね?

と言われた。
やる気になったらしく、ギャン泣きからシクシク泣きに変わりしっかりとレントゲンを撮って部屋から出てきた。
CTではなかったことに安心したのか、ホッとした様子で部屋から出てきた。

心電図

レントゲンで一安心したのか、少しだけ笑顔も見えた。
ただやっぱり不安もある。

心電図ってどうやるの?

としきりに聞いてきたので、

『ポコポコの丸っこいのを、お腹にくっつけるんだよ。少しくすぐったいかもね。ぱぱはずーっと隣に居られるから大丈夫だよ』

なんて会話をしながら心電図室に到着。

部屋の雰囲気も明るく落ち着いていたので、表情も少し和らいだ。

ポコポコの丸っこいヤツが楽しかったのか、勝手に触ってお腹につけたりして遊んでた。

笑顔が見られて少しホッとした。

採血

パパ、もう帰れる?

『あと、採血があるよ』

サイケツってなに?
動かないでください!のやつ?
(CTのこと)

『んー、それじゃないなぁ』

採血のことは、しっかりと説明できないままお部屋の前に到着。
でも、絶対にどんな処置なのかは伝えないと!と思ってたからここで初めて伝えた

『採血っていうのは、血を取ること。お注射を刺して、少しずつ血を取るんだよ。たぶん、パパも一緒にいられると思う!』

と伝えた。

やだよ、やだよ。。

当たり前のようにぐずり始める。
お名前を呼ばれたので抱っこして診察室へむかうと、やっぱりギャン泣き。

今すぐ帰ろう!お願いだから、今すぐ帰ろう!

と足をバタつかせるのが本当にかわいそうで仕方なかった泣

しかも、中に入ったら患者さん以外は部屋の外と言われ、親子共々愕然…。

大泣きする息子に

『ゴメンね。これだけ、本当に今日はこれだけ!最後にコレだけ、パパがついてるから!』

と言って背を向けると泣き叫ぶ声…

ウギャァァ、パパァァ!

でも、30秒くらいしたときに息子のこんな叫び声が聞こえてきた


オレ頑張るよぉぉ泣!ウギャァァ!
ちゃんとそばにいてね!?
痛くないの!?ちょっとチックンするだけ?

どうやら、自分で頑張るって決めて
看護師さんに自分の気持ちとかコレから何をするのか説明を求めてるみたい。

もうパパは我慢の限界だよ

この2日間、この子はどれだけ辛かったのだろう。
初めての骨折での激痛から始まり、大嫌いな病院でわけのわからない機械に放り込まれたり、知らない大人から「がんばれ、がんばれ」と応援されたり、1番最初の病院では「がんばれないと、もう治らなくなっちゃうよ?」と意地悪な看護師から脅されたり、もう訳がわからなかったと思う。

遊びたい気持ちを抑えて病院に来て、長い待ち時間に耐えたと思ったら、また変な機械に放り込まれる…

ギブスと三角巾を付けているから、夜も満足に眠れていなくて、朝からほとんど何も食べる時間なく病院をハシゴさせられて、精神的にも体力的にも限界…。

挙げ句の果てには、手術だと聞かされて不安でいっぱいなハズ。

そんな中で、

オレ頑張るから!

なんでこんなにかっこいいことが言えたんだろう…。

たぶんだけどさ
レントゲンやCT室で静かになったのを見て、技師さんのトークテクニックすごいって思ったけど、そんなことより息子が自分で頑張る!って決めたから、静かになったんだなって、気付いた。

診察室では、アンパンマンの歌を歌って終わらせようってことになったらしく、看護師さんたちが歌うアンパンマンの歌をバックに息子のすすり泣く声が聞こえてきた。


パパは本当に涙が堪えきれなかった。


涙を拭きながら診察室から出てきた息子。
思いっきり抱きしめて抱っこして、ベンチで少しお話しした。

明日は手術

あしたは手術。

オレ手術やだよ…

と不安そうな息子。

手術〜1泊2日の入院なので、少しでも楽しめればと、息子の大好きな恐竜の図鑑を4冊まとめ買いした。

あしたは、それを持って2人で手術に臨もう!
不安だけど、一緒に乗り越えようね

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