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日記16 2022_0925-1001

こんにちは。週に1記事、もしくは2週に1記事くらいのペースでざっと日々の出来事や雑感を書いてます。

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写真はその週に撮ったものを1枚。傘の御役御免と哀愁。

20220925(Sun)
朝起きて掃除と洗濯を済ませ、コーヒーを淹れて手書き日記をnoteにまとめつつ1週間を振り返る。よき午前。少し読書をして料理。呑気にやっていたら、後輩とのお茶の待ち合わせに遅刻。「ナスを煮浸していたら遅れた。」というなかなかいいフレーズを思いついたので携えて向かうも、後輩の方が遅れて現れたのでお蔵入り。こういうのはのちにTwitterで成仏させる。
後輩の話を聞いていると、自分が愛し魂を込めて向き合っていきたいと思っていたものが、仕事となった途端に社会のシステム(主に経済)に回収され、伊達なものへ変わってしまったと強く感じられ、それがストレスというか、失望だという。その分野に対しての熱量が相当なもので、かつ繊細に感じる人なのだなあと感心するとともに、自分も経済の外側で産み落とすべきものについてもっと真剣に向き合おうと思わされる(結果的に価値をつけられることはもちろん大事)。
夜は展示会のメンバーと飲み。初めましての方との飲み会は、過度に気を遣い、仕草や言葉を無駄に細かく観察してしまって疲れることがほとんどなのだけれど、今日は心地よく楽しかった。きっとこの人は共通する考え方みたいなものを持っているのだろうなと思える安心感は大きい。

20220926(Mon)
出社の際、バスを2駅寝過ごしてしまう。連休の気の抜け様を見事に月曜に引きずってきてしまう。やるせない月曜日は、掴みたい自分の将来像を強く妄想して鼓舞するに限る。

20220927(Tue)
暑くて先送りにしていた、工房へのチャリ通を今日からスタートさせる。月曜から始めるのが定石だけれど、月曜は基本的に休日の継続を諦めきれていないので、変化の一歩を踏み出すにはしんどい。なので平日を受け入れ始めた天気のいい火曜くらいがベスト。始めてしまえばこっちのもので、非常に快適であった。バスや電車でのプチ睡眠も捨てがたいが、しばらくは風を切る爽快さに癒してもらおう。

20220928(Wed)
4月からお世話になっている工房のボスは、怖い。根はとても優しい。仏頂面で、会話は上手とは言えない。お説教上手。(説教と批評とツッコミは愛です。)そんな怖くて優しいボスと、始業前にゴミを捨てるタイミングが重なって工房の前で遭遇。ボス「この自転車は鈴木くんの?」自分「はい、そうなんです!」ボス「(バスと)どっちが楽?」自分「自転車の方が楽で快適ですね!」ボス「ははは。近いもんな。」自分「そうなんです!」ぎこちなくて、どうしてはははと笑ったのかは振り返ってみてもわからないけれど、あたたかい会話だった。

20220930(Fri)
夜に会社での飲み会。前回開催されたときは指の怪我で参加できずだったので、悲願の初参加である。普段の仕事が基本的に個々の作業スペースでの個人プレーなので、ご時世的にも数の少ない、仲良くなれる格好のチャンスということで気合を入れて臨む。とても楽しかったが、改めて自分に1回の飲みで上司たちと距離を縮める力量なんてないことと、酒が差し出してくれるのは饒舌さや的確なコミュニケーション能力ではなく強烈な睡魔であることを久々に痛感した。以後気をつけるとともに、普段の接し方をもう少し攻めたものにしようと誓う。
やはりお酒の席で、職場で漂っている緊張感がほろほろと緩んでいくあの空気感は好きだ。酒に飲まれすぎず、程よくほろほろできるように心がけたい。

20221001(Sat)
10月。年末と金木犀を意識する季節。
朝から「フィン・ユールとデンマークの椅子」展を観に上野は東京都美術館へ。都民の日の観覧無料に乗じて。混雑を予想し、早起きして開館前から足を運ぶ。予想よりも混雑しておらず、ストレスなく鑑賞できてよかった。実物資料が豊富でいい展示だった。フィン・ユールの作品については、寸分のズレもない正解の線を求める気概と、実際に洗練され切った実物を前に息を飲むも、もういう作品よりもちょっと隙のある作品の方が好きだなと思う。その隙を生む要素として、”モチーフがあること”や”多機能を付加すること”があったことがいい発見であった。
午前中たっぷりと堪能し、続いて「みんなの椅子 ムサビのデザインⅦ」を観に小平は武蔵野美術大学へ。数多の名作チェアが展示されているだけではなく、なんと座ることもできるという垂涎企画展。『LSR _ イームズ』『タン _ ピエール・ポーラン』『ヴィカリオ _ マジストレッティ』などなどなどなど、たくさんの名作に座ることができ、お尻がとても幸せに。
夜に少し時間ができ、担当の方がちょうど空いていたので美容室へ。夜ご飯の話になり、「今お腹空きすぎてこのあと何を食べるかしか考えれてないです!」と言われたので、「何を食べる予定ですか?」と聞くと、「夜はヨーグルトだけとかの日が多いんですよ〜。」との返事。言葉と言葉の間に距離と、それに伴う想像の余地がありすぎて短歌みたいだなと思う。終わり間際、唐突に「地元(新潟)に帰ることにしたので今回が最後になりそうです…。」と伝えられる。聞くと東京生活期間は2年間だったらしく、早めの段階でその決断をできるのはすごいなあという気持ちと、ちょっぴりチグハグな可愛らしさのある方だったので、東京の空気はキツかったりしたのかなと考えてしまい、切ない気持ちに。iPadで雑誌を見ずにもっと会話をしておけば…などまで考えてしまう。自分を担当していたことはほんの少しでもいい思い出としてもらえるよう、丁寧にお礼を言って帰路につく。

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