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太陽の力は偉大だ

2021年1月、季節は冬。

寒い日と暖かい日を繰り返すような毎日に、私はくるくると振り回されている。

朝起きてカーテンを開けると同時に見える世界に、一喜一憂している、そんなおうちでの日々。




最近、なんとなく元気をなくしていた。

いつもならちょっとで済むような期間があまりにも長すぎる。

苦手な寒さのせいなのか、人と会えないストレスか、それとも他になにかあったかな、なんて考えを巡らせても答えは出ない。

元気がないと朝もなかなか起きられず、起きてもぼーっとしてしまう。


そんなある日、久しぶりに天気が良く、暖かい日に巡り会えた嬉しさに、わくわくしながら少しだけ外に出てみた。

近所にお買い物に行っただけなのに、ぽかぽかと暖かい太陽の光を存分に感じて、気付いた。

あぁ、これだ、足りていなかったもの。



そういえば、毎年冬になると夏を求めてお出かけしていたっけ。

苦手なのは寒さだけだと思っていたけれど、太陽の少ない暮らしも合わないらしい。北欧に住んでみたいと思ってたのにな。


学生の頃から窓際の席がすきだった私にとって、お日様の光は欠かせない存在。

人も、植物の光合成のように、太陽の光を浴びてエネルギーを蓄えるんだろうな。

朝、太陽の光を取り入れること。できるだけ外に出て、光を浴びること。


そんな意識しなくてもできていたことが不足するなんて、不思議な感覚だ。




それでも、この1ヶ月で得たものは大きい。私の中で今まで外に向いていた熱量が内に向いて、自然と自分と向き合う時間が増えた。


忘れかけていたやりたいこと、後回しにしていたお部屋の掃除、過去のノートや日記を読む時間。

思いがけず、過去の私の言葉の数々に元気をもらった。

そして、毎日一緒に過ごして、すぐ側にいる家族の存在の尊さに気付いた。

もしも、自分のいつかやりたいことの中に、誰かと成し遂げたいこと、誰かと一緒にやりたいことが少しでもあるならば、できるだけ、早くやった方がいい。

いつまでも、あなたの側にいるとは限らないから。

そんな現実を見つめ直すことができた今月のわたし、よく頑張った。寒い冬を乗り越えるまでもう少し、なんて言い聞かせてみる。

暮らしを変えると、普段見えないものが見えてきたり、できていたことができなくなったり。

たくさんの変化が発見として現れるから面白い。


どうか、陽だまりの中に包まれるよう、晴れの日が続きますように。今年の春こそは花粉がなくて、暖かい場所に行けますように。

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