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リーグオブ情シス 第二回 開催によせて

 はいどうも、ふらふらです。

 今日はリーグオブ情シスについて、思うところをちょっと語っていきたいと思います。

 ちなみに「情シス」というのは「情報システム部員/担当」のことです。企業における IT 担当です。社内システムエンジニア、というとなんとなくイメージできるでしょうか。その人達が自らの持つ力で競い合う、それが「リーグオブ情シス」です。

■ もうちょっと詳しく!

 日経クロステックさんにも紹介された情シスコミュニティ「情シス Slack」発のイベントがこの「リーグオブ情シス」です。

 最初に与えたれた条件を元に提案内容を考え、当日、社長に対してヒアリングを行い、その場で修正して最適な情報システム・IT インフラをプレゼンし、優劣を競うというものです。

 いわゆる情シス・社内 SE の普段の業務の中でも、経営層から一番期待され、重要視される、エキサイティングな部分ですね。

 第一回は「創業 3 〜 6 年くらいの IT ベンチャー企業」に対して、

メール
社内コミュニケーションツール
Identity Provider
Mobile Device Management
Microsoft Office
Security (EPP, EDR, etc...)
SFA or CRM(何らかのサービスによる内製可)
勤怠管理

をすべて導入することが条件です。1社員あたりにかけて良い予算は 1 万円。どんなシステムで会社を支え、成長させていく??という課題解決を公開でやっていくわけです。すごく面白そうでしょう?

 これまで、この分野での情報共有ってまったくされてきませんでした。みんなが知りたくてもしれなかった部分が、赤裸々に、臨場感を持って語られる、いまだかつて無い貴重な場でもあります。

■ 第一回はどうだったの?

 いや、すごかったですよ。私の目からは鱗がボロボロ落ちました(当日の私の実況から感じてくれたら嬉しいです)。サービスの選定、プレゼンの仕方、何を一番に質問するべきかなどなど、学びしか無いくらいの内容でした。実際の様子は動画で残っていますのでぜひご覧ください。

 私、どれもこれも似たようなシステム構成で発表されるんだろうなーと思ってたんですよ。GSuite で メールと IdP 兼ねつつ、Apple の MDM、MS365、適当なアンチウィルスと UTM(統合脅威管理)、ジョブカンと SmartHR てな感じでしょ、と。

 実際にはそんな狭いバリエーションではありませんでした。ほんと、自分の知見の狭さに恥ずかしくなります…。

 また、プレゼン方法についても「なるほどそういう前提で来るか!」とか「あっそういう攻め方?」などなど多岐にわたっていて大変に刺激を受けることができます。超真似したい。いやする。

 それぞれのプレゼンの勘所については、ロードバランスすだちくんでおなじみ、クラウドネイティブ社代表の齊藤愼仁さんが振り返ってくれるというレアなおまけもあります。そしてこの動画もアーカイブされてるんですね。これ、無料で聞けちゃっていんだろうか。

■ へー。情シス界隈盛り上がってるんだ?

 そうですね。新型コロナウィルスの影響でリモートワークや Web 会議がフォーカスされたこともあり、情シスそのものの重要性が見直された感じがあります。また、相次ぐ情報漏えい事件とその爪痕の大きさも影響を与えた気がします。

 でもですね、注目されてるのは情シスであって情シスではないのではないかなと私は思っています。注目されているのはズバリ「社内のシステム、IT インフラとはどうあるべきか」ではないかと思うのです。

 そういう観点からは、情シスはもちろん、企業の守りの要であるバックオフィスの人も多分に参考にすることができます。そして、企業の意思決定者である経営層のみなさんにとっては貴重すぎるイベントではなかろうかと、私は感じています。

■ 経営層が見てどうすんの?わかるの?

 まあその、どちらかというと願望かもしれませんね。情シスという役割の人間が「どれだけ会社を支えたり、成長に寄与したい」と思っているのかを感じてほしいという願望。

 とはいえ、これだけ DX(デジタルトランスフォーメーション)が叫ばれていたり、コロナの影響で働き方改革が更に求められたりしている世の中で、どのようにシステム戦略を練っていけばいいのかとお悩みなのではないでしょうか。

 「なんか凄い某社の DX をご紹介!」「 DX な経営哲学!」といった、なにかというとすぐ AI、ロボット、バーチャルとかの用語を頻発する危機感を煽るセミナーほど、経営者の方々にはリーチしている気がするのは私だけでしょうか。

 その、つまり、実際に、現場で役に立ちそうなセミナーやイベントの情報って、経営層の方には届いていないような気がするんです。生意気かもしれませんが、リアルな状況、現実的な落とし所、現場と何を相談するべきか…そういうのってほとんど目にしてらっしゃらないのではないですか?

 DX だ AI だ RPA だといったバズワードに踊らされず、地に足のついた IT 推進を考えるのであれば、ぜひ一度ご覧になってください。損はさせませんよ。

 よければ御社の情シスと一緒に、わからない用語や概念等々を聞きながらご覧になると、「IT 苦手だしよくわかんない…」感は薄まると思いますよ。

 そんな、リーグオブ情シスの開催は、09/18 (金) 19:00〜22:00

 ぜひいっしょに、考える切っ掛けになればと思います。固く考えることはありません。お祭りでもあるのです。さあ、盛り上がっていきましょう!


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