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日本語配列な分割キーボード Majestouch Xacro M10SP レビュー 3

Majestouch Xacro M10SP(以下M10SP)のレビュー3回目です(前回
ここからようやく、実際に使ってみてどうだったかを書いていきます

■ レビュー者の属性

大前提を書くのを忘れていました
私のキーボードへのこだわりポイントを書いておいたほうが良さそうです

  • キーボードの右上は絶対にバックスペース

  • Enter キーは横長ではなく、縦長であってほしい

  • Shift の隣は「_」キーであってほしい

  • キーボードの左上は絶対に ESC キー

  • Windows キーはないと死ぬ

  • 日本語配列キーボードが好き

これくらいでしょうか

一応一時期 Happy Hacking Keyboad Lite を業務で使っていたので、あちらの配列にも対応はできていましたし、US 配列がおしゃれとおもっていた時期もありました
しかし…ノートパソコンを多用する今となっては、普通の日本語配列じゃないとパッと脳の切り替えができずにストレスを感じてしまうので、日本語配列はマストです

■ 分割キーボードとしてレビューする

全体的な使用感

「分割キーボード、導入してよかったなあ」というのが素直な感想です
同時期に画面の位置も目線くらいまであげたのもよかったのでしょうけれど、肩も首も快適そのもので視野も広がりました

姿勢もかなり良くなりました

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ただ、心の底から「良かった…かも…なあ??」と思えるのは、5日間くらい使い倒してからでした

最初の3日間くらいは特に辛くて、打鍵スピード自体は変わらないのですが、精度がめちゃくちゃ下がるのがとにかくしんどい

3秒も違ってなおかつ遅いとな…

まあそれでも、長い目で見れば打刻速度はすぐに追いつくでしょうし、肩や首の痛みもコリもなく、姿勢よく働けるというメリットには替えられないです

メリット・デメリット

分割キーボード自体のメリット・デメリットは語り尽くされている感もありますので割愛します
ただ、大事なことなので何度も書きますが、M10SP の最大のメリットは、「普通の日本語配列キーボードを半分に割っただけのような配列である」
ということです

英語配列の配置に慣れる必要もなく、HHKのような配列に慣れる必要もなく、単純にパカっと2つに割ってくれる製品って他にないはずです

分割キーボード、興味はあるけどハードルが高すぎるわ…と思っている人たちには絶好のソリューション

FILCO さんのそういうところ、好きですよ

■ Majestouch Xacro M10SP をレビューする

さて、ようやく本題です
他の分割キーボードを少ししか触ったことがないので、経験不足は否めませんが、レビューしていきましょう

物理的な面

メリットしてはきちんと作られていて、丈夫であることです
ペラペラ感はないし、打鍵感も(軸に依るとは思いますが)いいし、変な異音や打鍵音の共鳴のようなものもなく、ふつうに良いです

デメリットというか、残念な点を上げるとすると下記の通りです

  1. 丈夫であるがゆえに重い

  2. アームレストかリストレストがないとちょっと辛い高さ

  3. キーボード左右を繋ぐ線は、単なる USB-C ではなく専用線

  4. USB-C の穴ちっちゃすぎ問題

特に3番、4番は致命的なんですよ
このキーボードを繋ぐ線はどうやら非売品らしく、これが失われると単なる左手用キーボードになってしまうという…猫にかじられたら2万4千円がパーです
4番もそうで、付属のケーブルではなく、通常のUSB-Cケーブルを刺そうと思うと、刺さらない…細身のUSB-Cケーブルを探して家中をひっくり返す羽目になります
これはどうにか改善していただけませんか…特に3番はせめて専用ケーブルを安価に手に入れられるようにするか、通常のUSB-Cケーブルを使えるようにしてほしいです

持ち運びは 100 円ショップで売られている A4 ワイドのクリアケース

仕組み的な面

マクロ機能がちょっと残念というのはレビューした通りです
キーの組み合わせで発動するマクロはハードウェアマクロでしか作れないし、作れたとしても Fn キーを起点にしないといけないという制限を動見るか…です

私はゲーマーとしてはレビューできないので、あくまでもビジネス用途視点になってしまいますが、上記の点さえ目を潰れるなら、私にとっては結構理想的なキーボードといっても差し支えない感じです

Fn キーを起点にできるということは、Windows 系のショートカットキーを潰さずにマクロを組めるということでもあります

emacsなキーバインドが優れているとはいっても、やっぱりCtrl+Aは全選択、Ctrl+Dはブックマーク、Ctrl+Fは検索であるというのは体に刷り込まれてしまっています

それらに影響を及ぼすことがなく、マクロを組めるというのは、安全性の担保とも言えますし、もっといえば、Windows 系とEmacs 系両方のショートカットを使うことで爆速文章作成ができるということでもあります

そういう意味では、この制限を制限と捉えず、踏み台として捉えると、実に絶妙な仕組みを提供してくれているなあという印象になります

コストパフォーマンスな面

いやまあ言うて、高いですよね
HHK Lite(当時6,000円くらい?) を買うときですら躊躇したのに、今回は2万4千円ですよ…

コストはともかく、パフォーマンスはどうなのかについてはこれまで示してきた通り、とても良いのです

姿勢や痛みって結構馬鹿にできないもの、というのは皆さんも御存知の通り

それらが解消されることで、思考のスピードも上がりましたし、なるべくキーボードから手を話したくないという感覚もあって、新たにショートカットキーを覚えるようになったりといろいろと革新をもたらしてくれました

それら「パフォーマンス」の部分をどう評価するかですよね
私はかなり高コスパだとは思っていますし、夏のボーナスをつぎ込むのも悪くない選択肢ではないかなと思います

単なるうちやすさだけでなく、将来的な体の不調を考えたり、キーバインドで苦労せずに済む時間や精神的コストを考えると、3年も使えば余裕でもとが取れるのは間違いなさそうです

■ ではこのキーボードは「買い」なのか

…については次回お伝えします
良いキーボードではあると思いますが、たまたま私がemacsバインド大好き人間だったからハマったというだけでして、おすすめできるのかと言われれば話は別です

次回でこのレビューは最後になります
M10SP は
 どんな人たちにおすすめであるのか、あるいは、おすすめでないのか
 どこで買うのがオトクなのか
 物足りないところはどこなのか
 
…などについて書いていきます
お楽しみに

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