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毎日出社しない社員の方がウェルビーイングでエンゲージメントも高い

どうも、おはこんばんちは、へるどっくすです。

三菱UFJリサーチ&コンサルティングが会社員約2万人を対象にウェルビーイングやワーク・エンゲージメントに関するアンケート調査を実施したそうで。

出社頻度に関しては「出社するが、毎日ではない」層のウェルビーイングやワーク・エンゲージメントが高いことが明らかになったそうで。まぁ、そりゃそうですよね。たぶんこれは全世界の総意なんじゃないかと。ただ、出社頻度以外にも面白い結果が出ていましたので、ご紹介したく。


0.言葉の定義

まずは言葉の定義から。

ウェルビーイングとは、身体的、精神的、そして社会的・経済的にも満たされている状態のことを言います。

そしてワーク・エンゲージエントとは、仕事に関連するポジティブで充実した心理状態であり、活力、熱意、没頭によって特徴づけられるものです。

ということで、これらの定義を前提として、以下、どうぞ。

1.年齢

年齢に関しては、ウェルビーイングが有意に高水準だった属性は20 代および 60 代であることが明らかになったそうです。

これはそんな気がしなくもないですよね。というのも、20代は、新卒で働き始めて、まだメンタルにもなっていないし、家族を養うほどではないにしろ、独身を楽しむだけのお金も得られるわけで。そして60代も、今の60代はいわゆる昔の日本の60代でしょうから、子育ては終わっていて、隠居生活に入っている人もいれば、30代40代程に頑張らずとも専門性を活かした仕事もできているでしょうし。

ただ、そもそもこのアンケート調査の母数が何なのかで結果も一定変わってきてしまうと思うので、あくまで参考とは思います。例えば、中小企業やスタートアップ/ベンチャーの社員はどの程度回答しているのか。そもそも社員ではなく派遣等も含まれているのか、などなど。これはこの年齢のセクション以降のことにももちろん言えます。

2.世帯年収

世帯年収は、ちょっとビックリでした。というのも、年収が上がれば上がるだけ、ウェルビーイングが高水準になっているからです。


1,000万円くらいまではリニアに上がっていくのは違和感ないんですけど、それ以降も変わらず上がっていくというのが、驚きですね。昔からよく「年収700万円以降はそんなに幸福度は変わらない」と言われていて、私もそんなに違和感なかったんです。今は円安やら物価高で、その閾値が1,000万円くらいになっていてもおかしくはないとも思ってますが。でも、基本、ウェルビーイングは、稼げば稼ぐほど、高くなっていくんですね。他の要素との相関が絡み合っている気もしなくもないですが。

3.転職回数

転職は、回数が増えるほどにウェルビーイングが下がっている一方で、ワークエンゲージメントは特に変わらない、という結果が興味深いですね。ウェルビーイングについては本アンケート調査を監修された前野教授がこうおっしゃっています。

職場が嫌である、仕事が嫌である、などのネガティブな転職がウェルビーイングを下げるといえる一方、仕事にやりがいを感じ、さらにステップアップするためのポジティブな転職の場合はウェルビーイングが下がらないと示唆されます

なんとなく分からんでもないんですが、私はどちらかというと、職場や仕事が嫌というネガティブさを払拭するために転職したものの、やはり次の職場でもそれが発生してしまっているという負のループに陥っている、という示唆の方が正しいんじゃないかなと思います。

また、もちろんハラスメントに耐えられないという人も一定いるとは思いますが、そうでなはない人間関係や仕事の内容などで悩んでいるような人は、自身の改革が必要で、よくGRITと言われるような、やりきる力を付けないといけないんだと思いますね。ちょっと厳しい言い方かもしれませんが。

4.職務記述書

JD、ジョブディスクリプションとも言われます。これ、やっぱりあった方がいいんだ、という感じでしたね。いや、今法令であるじゃないですか、きちんと職務を記述しておかないといけないんだよ、というもの。確か2024年4月から施行されましたよね。この動きとも整合性が取れますし、何よりジョブ型への移行と同じ流れというか感覚なんだなぁと思いました。

ということで、いつもながら雑多で恐縮ですが、ウェルビーイングとワーク・エンゲージエントのアンケート調査結果、見ていたら気になる結果がありましたので、記事にさせていただきました。

それではまた。

もう、、、読んでいただけているだけで嬉しみに溢れてますんで