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採用におけるストーリーブランディングのメリット

―さて前々回に聞いたストーリーブランディングについて今回もお伺いできたらと思います。先日は「ストーリーブランディングとはなにか?」「なぜそれを大切にしているのか」というところをお聞きしていきましたが、今回は「なぜ今それが求められているのか」について伺っていきます。

学生が信頼できる情報とは?

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上の図からも読み取れるように、新卒採用の対象となる学生に近い世代にとって信頼できる情報は変わってきていて、「自分の日常に近いもの」や「共感できるコメントが多いもの」、「失敗などのネガティブな面があるもの」といったありのままの情報を求めています。

新卒採用のターゲットである学生の志向を正しく掴み、学生に合わせた情報発信する必要があります。


ストーリーブランディングのメリットとは?

ストーリーには必ず個別性があります。例えば、同じ年、同じ会社に入社した同僚でも入社に至るまでの想いや就職活動の遍歴は全く違うものだと思います。ストーリーを使うことで唯一無二のコンテンツになり、多くの企業が課題に感じている「他社との差別化」を容易にすることができるんです。

また、ストーリーにして伝えることで学生にとって読みやすく、共感しやすいものになりえますし、伝えたい情報を記憶に残りやすい形に変換することができます。ストーリーを通して自然とメッセージを伝えることができるので、通常の採用広告やコンテンツに比べて、宣伝らしさを感じさせないこともメリットだと思っています。

まあ、すごく単純に言ってしまうとストーリーのほうが覚えやすく、伝わりやすいのでブランディングの方法として良い、ということですね。


―最近の採用HPは社員インタビューとかも載っていますよね。
そことの違いはどんなところだと思いますか?

そうですね。働く人についての記事は結構どの企業も採用HP上で取り扱っていますよね。ただ、Q&A(一問一答)形式が多いんです。「学生時代どんなことをしていましたか?」「〜です」みたいな。
相当その人やその人がついている職種に興味がないと見ないつくりになっていると感じています。採用マーケティングの第一歩である「認知・興味」を取りたい場合は、ストーリーブランディングをおすすめします。

そもそもいま出てきた採用HPの中で展開されている情報って、興味のある人しか辿り着かないし、興味のある人しか読み込まないんですよ。その会社が発信している情報ですから、ある程度以上その企業について興味がないと探しませんし、辿り着いたとしても興味ながければなかなか読み進めないで終わってしまいます。

自社について「認知・興味」が全くない学生にアプローチするためには、組織主体でみた自社の情報ではなく、他者(自社で働いている社員)からみた自社の情報が書いてあるストーリーブランディングのほうが受け入れられやすいと思います。


―なぜストーリーブランディングの形が受け入れられやすいのでしょうか?

こちらをご覧ください。どちらが面白い、続きや他の情報を見てみようと思いますか?

代表に聞いてみた (2)

同じような情報でも、情報の入りやすさ/伝わりやすさが違うと思います。伝えられる情報量が変わることで、ストーリー形式のほうが人間味が出ますよね。その人らしさ、というか。

ストーリー形式のほうが入ってきやすいですし、興味を持つことが多いと思います。逆に、興味がない状態でQ&Aまで詳しく読み込まないと思うんです。興味がさほどない段階でも、そこで働いている人が何を想い、どんな仕事をしているのか一番見えるのは人にフォーカスしたストーリー記事ならば読んでもらえる可能性が上がります。

我々が提供している『GoodStory』というストーリーブランディングのためのメディアには既に記事が150本以上掲載されていますが、その平均ページ視聴時間は3分を超えます。これってすごいことだと思うんです。文字量もあるかとは思いますが、ある企業の採用HPのインタビュー記事のほとんどが閲覧時間1分〜1分30秒だったと耳にしました。これだけでもかなりの効果を感じていただけると思います。

そして、『GoodStory』をお使いいただいているお客様で2ヶ月でターゲットの学生のPV数が約4700を達成した企業様もいます。しかも、我々のサービスは月額5万円で運用していますから、かかった費用は10万円のみです。ある大手企業の採用HPを解析したら、採用活動していた1年間で働く人に関するページの中で一番見られているページのPV数が8000だったそうです。これと比べても、10万円でしかもターゲットである学生に絞って配信し、クリックしてもらった先の記事を2ヶ月で4700人の学生が読んだというのはすごいコストパフォーマンスだと思うんですよね。

ストーリーブランディングをうまく活用できれば、「認知の獲得」、その先の「興味」「検討」へと繋がっていくと思います。

従業員数や売上などもちろん指標としての数字を公開していくことはもちろん大切ですが、数値だけでは伝えきれないものがあります。


まとめ

もう一度ストーリーブランディングについて整理をしましょう。なぜ我々がストーリーブランディングを用いた採用マーケティングをすすめるのか、『GoodStory』という採用メディアを運営しているのかわかっていただけると思います。

代表に聞いてみた (3)



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編集後記(執筆者:えお)
今回も「ストーリーブランディング」のメリットについてお聞きしていきました。私も就活生のときに社員インタビューを見ながら、「これって本当なのかな?会社の意図汲んだ返しをしてそう…」と勘ぐってしまっていました。もちろん全部がそうじゃないとは思いますが、こう本音が見えづらいというかなんというか…。企業の塗り固められたイメージではなく、リアルを知りたいと感じていた自分を思い出しました(笑)

皆さんはご自身の就活生時代振り返っていかがでしたか?

それではまた次回お会いしましょう!
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