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保育実習、幼稚園実習のコツ

春の保育園、幼稚園実習が始まった保育学生のみなさんも多いのでは無いでしょうか?

保育士13年目の保育士目線で、どうしたら実習をうまく充実させられるか?を書いてみようと思います✍️

🍀独学で保育士資格を取得されて初めて現場に入る方も見ていただけたら少し分かるかもしれません。保育業界は特に、業界内の暗黙のルールがあったりしますので、心づもりだけでも出来たらと思います☺️

1.まずは挨拶

とにもかくにもまずは気持ちのいい挨拶です!
その日入るクラスの先生ではなくても、まず園に踏み入れた時に会う先生会う先生に
「おはようございます!実習生の〇〇です。よろしくお願いいたします!」
と元気に挨拶することをおすすめします☺️
園の規模によっては何十人も保育士がいて誰に挨拶したか分からなくなることもあると思いますが、とにかくあいさつの有る無しで印象が変わってきます✨
印象の部分でマイナス評価にならないよう、是非上記の挨拶の仕方のようなかたちでしてみてください♡

2.朝のオリエンテーション(打ち合わせ)で担任へ伝えておくといいこと

実習は特に数日で別クラスにいくなど担当保育士が変わることが多いです。
朝の数分の打ち合わせで1日の実習の充実度と過ごしやすさが変わってきます。

まず、担任には
・わからないことがあったらすぐ聞いてしまうと思います。声をかけるタイミングが忙しい時だったり、適切でないタイミングでしてしまいましたら申し訳ありません。

のようなニュアンスで一声添えると良いです。
というのも、保育実習に入ったことのある先生は分かるかもしれませんが、保育というのは息付く暇も無く、特に流れや導線が重視されています。
なにか聞きたくても、大切なことをしていて話しかけるタイミングが見えない…ということがあると思います。
でも、まず打ち合わせでこれを伝えておけば質問の意欲があることが伝わりますし、間違えたタイミングで話しかけて「今〇〇だから、後で話しますね。」と言われても、こちらも気持ちを切り替えやすいです。また、再チャレンジもしやすいです。
質問するタイミングすら分からないのが実習です。大丈夫です!

・その日にやりたい部分実習の指導案も提出しておきましょう!(これは前日かもしれませんが)

・初めてのクラスに入る時は、クラスの雰囲気や特にみていたほうがいい子、特性のある子がいるかを聞くのもいいと思います。
噛みつきや他害などを任されることは実習生のうちはありませんが、視野を広く他の子と関わりながらも目をかけておくことは出来ます。どのような行動のときにどのような対応を保育士がとるのかを見て実践していくのが保育実習ですので、実際のトラブルや、特性のある子への関わりをたくさん見るためにもクラスの状況を聞くのはおすすめです。

・1日の流れを把握する
担任から1日の流れを聞き、頭に入れて行動をするとよいです。
例えば、朝の会をする前に玩具のお片付けをします。その時に主はこどもたちとお片付けをしたり促しているけど、サブの先生はどんな動きをしているか?
オムツ替えスペースを作ったり、トイレにすぐいけるような導線作りをしているとか、水分補給のためにお茶をついで用意しているとか、お散歩の話を主がしているときに、サブは帽子や靴を用意して散歩書類に人数などを記載しているとか、
サブはこどもを見ながらも次の行動をスムーズにできるような環境設定に動いています。
主の動きを見つつ、サブの動きも見て、こどもがどのような動きで動けているかも見るために流れが頭に入っているといいです☺️

3.日中の保育中によくみてほしいこと

・保育にはひとつひとつ理由があります。
なぜこの言葉がけをしたのか、なぜこの対応をしたのか、担任の理由とねらいがあります。
メモで、このときこういってた なぜ
など書いておいて、帰りのオリエンテーションのときに質問してみるといいと思います。
その時に「この時にこのような言葉がけをしていましたが、どのような意図でしたのか教えて欲しいです。」といいつつ、仮説も立てられるようにするとベストです✨
いろんな対応で何故?と思うことをたくさんメモしておいて後で質問ができると、保育士が何を考えて保育しているのかがわかると思います☺️

・目の前の子どもとあそびながら全体を把握

これは、保育業界全てに通ずると思うのですが、こればかりは慣れなので実習中も徹底してチャレンジしてほしいです!
実習生は大人気なので、膝争奪戦、遊び相手争奪戦になると思います。
目の前のこどもで手一杯にはなるのですが、その奥の子ども、視野のギリのところにいる子どもも、いま何をしているのかを捉えておきます。
何であそんでいるのか、誰とあそんでいるのか、危険なことは無いか…などを見ておきます。
 全体を把握するためには、自分の立ち位置(座る位置)も重要です。
よく真ん中に座ってしまう実習生も居るのですが、基本は死角のないところに居ます。
慣れと言いつつも、就職したらすぐに求められてしまうスキルなので、実習中にとにかく目の前の子どもに対応しながらの全体把握をがんばることをおすすめします!

・こどもの前での話し方と、切り替え方
例えば、給食待ちのときこどもたちが手で机をバンバン叩いてセッションを初めてしまった時。
どんどん移り出します。楽しいので、「やめて」ではやめない子が多数です。
その時にどんな工夫を凝らした言葉がけをするのか、盛り上がりすぎて話が聞けなくなったクラスの雰囲気の切り替え方も見ておくと、実習生が責任実習をするにあたって⬆がとても役に立つと思います!

・トイレは我慢せず行こう!水分補給も!

タイミングが絶対分からないと思うけど、トイレは我慢せずにいってください!
水分補給も喉乾いた~って思う前にこまめにしていきましょうね!!

・分からないことは「分からないので教えてください。」をワンセットで言おう!

オムツ替えの仕方や、ミルクの調乳、授乳の仕方など、特に0歳児の保育はわからないことが多いと思います。教科書や人形の実習でしてても本物を目の前にしたらわからないのは当然です。そこをやってみるのが実習です!
「本当の赤ちゃんにしたことがなくて不安なので教えてください。」など、素直に言うことが大切です✨
1番避けたいのは、分からないのにそのまま聞かずにしてしまうことです。
人間関係ができてない中での実習になるので、聞にくいと思いますが、なんでも聞いてみていいです🎶
その時に「教えてください」と付け加えれば大丈夫です。

・こどものトラブル対応してみたけど上手くいかなかった時の対処法

こどものトラブルに対応してみたけど、うまく解決出来ず担任に代わってもらった場合は、話が終わってから「ありがとうございます!うまくいかなかったので、後ほど対応の仕方を教えて欲しいです!」など、感謝の気持ちをのべ、どのように対応したら良かったのかを聞くチャンスに変えましょう!
保育士がどのように考え、対応したのかを知ると次の対応に活かせるようになると思います✨
できなかったこと、わからなかったことと、教えてくださいはワンセットで言えるようにしておくといいと思います!

4.保育後の反省会では

・保育後の反省会の時間は、たくさん質問をできる時間です!
保育には全て理由があると書きましたが、この考え方や理由が保育をしていく中で超重要になっていきます!
ここを実習で知って欲しいと個人的に思っています。
質問返しみたいなかたちで、答える前に「実習生はこの対応をどう考えて対応したと思った?」みたいに聞き返されることがあると思います。自分の中で保育士はこう考えて、こんなねらいで対応したのではないか?と仮説を立てておくことは大切です。

自分の動き方や関わり方がどうだったかを聞く
特にどのように行動したらいいのかわからない部分があれば、そこはどう動いたらよかったのかをきく。

・今日の事例を出しつつ、明日のねらいを伝える。
反省会のおわりには、自分から「今日はこんなことがあって、こんなことに躓いてしまった。明日は、こんなことに気をつけて、こうしていきたい」という感じで伝えるのをおすすめします。PDCAサイクルに基づいた伝え方です。保育士もPDCAサイクルで日々の保育をしているので、良かったら調べてみてください。

・帰りも会う先生会う先生に挨拶をして帰るのをおすすめします!



保育実習中は、慣れない環境に放り込まれ日誌や指導案でてんてこまいの日々だと思います。
毎日通うだけでも疲れると思いますので、眠れる時はゆっくり眠ってくださいね。

また、保育園、幼稚園は残念ながら全てが良い保育を行っているわけではありません。
わたしが告発まで至った保育園も、認可保育園でした。
実習園は多くの保育士の卵にとってはじめての保育に触れる場となります。

これは適切な保育なのか?不適切な保育なのか?

判断に困る場合もあると思います。その時は、大学や専門学校の先生にアドバイスを仰ぎましょう。
そして、色んな園を自分の目で見てみることも大切です。昔よりは減ってしまった気もしますが、学生をバイトとして雇ってくれる園もあります。
実習園だけでなく、いろんな園や、いろんな保育士をみてみることはとても大切です✨

実習、がんばってください✨✨


独学で保育士資格を取得した方も、よければこのような形で職場に入ると保育も人間関係もスムーズにいくかもしれません☺️
社会人経験のある方は、普通のことじゃん!と思われる方も多いとは思いますが🤣

保育士とっても楽しいので、せっかく目指してくれたみなさんに、保育って楽しいなって思ってほしいと思っています♡

実習、ファイト🔥

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