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初めて子宮頸がん検診に行った大学生へのアンケート調査②

こんにちは。Hatch Healthcare株式会社インターン生の谷村です!

先日、インターン生と同世代の大学生16名に、初めて子宮頸がん検診に行った時のことについてアンケート調査をしました。今回は①の続きで、検診に対する印象の変化などをご紹介いたします。(※ 注:サンプル数が少ないため統計的な意義が低い点にご留意してお読み下さい ※)

(まだお読みでないかた➡前回の記事「初めて子宮頸がん検診に行った大学生へのアンケート調査①」

調査実施日
2020年11月下旬

定期的に検診を受けたいと思う人は約7割

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定期的に検診を受けたいと思いますか?という質問では、約7割の人が受けたいと答えました。子宮頸がん検診は2年に1回の頻度で受けることが国から推奨されています。早期発見・早期治療のためにも定期的に検診を受けましょう!

検診に行く前と後で検診へのイメージが変わった人が半数

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検診に行く前と後で、子宮がん検診へのイメージは変わりましたか?とお聞きしたところ、約半数の人が変わったと回答しました。

「検診の方法が方法だけに行くことにはとても抵抗があったが、数分の間ですぐに終わり定期的に行くことを勧められる意味を感じた。」

「学生で産婦人科に行くことは、恥ずかしいと思っていたが、早くからかかりつけの産婦人科を持って相談してみてもいいのだと思えるようになった」

「検査はめんどくさいイメージがあるけど、すぐに終わるので楽ちん

などの回答をいただきました。また、反対に、「検診という名前に気軽に受けたが、使用する器具、検診内容にかなり抵抗を感じ、内容を知った上で初回検診を受けるのはハードルが高いと思った。」という人もいました。

皆さん感じ方は人それぞれですね。検査の方法は初めてだと多少抵抗はあるかもしれませんが、若い年代で子宮頸がんにかかる方は20年前に比べて2~3倍に増えています。がんになるかもしれないという可能性を考えて、勇気をもって検診を受けてみてください。

検診の結果を見たときの気持ちとは?

初めて子宮頸がん検診に行った大学生へのアンケート調査 (7)

検診の結果を見た時の気持ちを聞いてみると、やはり、緊張したという声が多く聞かれました。しかし、異常がなかったと知ると安心したり、自分の体について理解できてよかった、という気持ちになったようです。

中には、異常がなかったけど、異常がないことを当たり前に思うのは危険だなという声もいただきました。結果に一喜一憂するのではなく、定期的に検診を受けることが大切ですね。

大学生が考える、「子宮頸がんは○○であったらいいのに!」

初めて子宮頸がん検診に行った大学生へのアンケート調査 (6)

健診を多くの人に受けてもらうために、もっとこうだったらいいのに!と思うことがあれば教えてください。と聞いたところ、皆さん様々な意見を寄せてくださいました。

費用の面で、「もう少し安くなって学生でも受けやすいようにしてほしい」や、「大学や、会社の定期健康診断のマストの観察項目とする」という意見がありました。

また、「産科のことだけでなく、もっと子宮頸がんや生理の診察について情報を押し出している病院があると行きやすいと思う」や、「子宮系の病気について、オープンに話せるようになりたい」という意見もありました。

たしかに、子宮頸がん検診についてどのようなものかを事前に知ることでも受診のハードルが下がるかもしれませんね。
私たち&Scanも皆さんが知りたいと思う情報を届けられるようにこれからも発信していきたいと思います。

『性の健康は、生の健康』

初めて子宮頸がん検診に行った大学生へのアンケート調査 (8)

最後に、回答者の皆様から、まだ子宮頸がん検診を受けていない人にアドバイスなどをお願いしました。

まず、検査時のアドバイスに関しては、「スカートなどめくりやすい服で行くのがいいかも」という声がありました。
ズボンよりも脱ぎ着しやすいゆったりとしたスカートを選ぶほうがおすすめかもしれませんね。

また、男性の医者よりも女性の医者のほうがいろいろと安心できるという声もありました。
女性の医者に診てもらうほうが、内診の恥ずかしさや抵抗感は軽減できるかもしれませんね。

そのほかにも、「一度検診へ行くと婦人科と関係性が持てて、相談できる場所ができる!」ということようにおすすめしてくださった方もいました。

また、検診に行くことを後押ししてくれるようなメッセージもいただいています。

「若年で発症すると進行も早いので、検診と称して自分の体に向き合う時間をちょっとだけあげてください!」

受けておけばよかった、と後悔するのはきっとつらい。何もなければそれでいいから、受けておいた方がいいと思う。何歳の自分はこうだった、っていえる。」

「妊娠して健診で子宮がんが判明した場合は母体と胎児の命、どちらを優先するか選ばないといけないことになりかねません。
検診受けてないことが逆に恥ずかしいと思えるような社会になればいいな。
自分の身体を守ることは、自分らしく生きていくためには必須ですよ!

さらに、異常が実際に見つかり、後日コルポ細胞検査も行った方からは、

「(子宮頸がん検診は)馴染みがないものかもしれないけど、自分のためにも、将来の子供のためにも受けておくほうがいい!
悪性ではなかったので大丈夫だったが、将来の子どものことや、私の人生プランを改めて考えるきっかけにもなり、『性の健康は、生の健康』であると改めて考えさせられた」

という言葉をいただきました。

性が健康であれば、精神面も身体面も健康であることにつながるということですね。自分の身体は自分で守る。他人ごとだとは思わず、自分がいつかからうかわからないという意識を持ち、定期的に受けることが大切ですね!


いかかでしたでしょうか。以上2回にわたってアンケート調査報告を行いました。サンプル数が少ないため統計的な意義が低いですが、この記事を読んで少しでも検診に行ってみようかなという方が増えたら幸いです。

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【このnoteを書いたのは】 インターン生 谷村
横浜市立大学所属。普段はHatch Healthcare株式会社で、noteの記事作成やPR活動を担当。

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