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認知行動療法ってなんだろう?其の五

認知行動療法をちゃんと知りたい。前回ストレスによって「ボコボコに殴られ(変形した)認知」と言うところまできました。

人間は、いずれにしても外的な刺激に対して何らかの反応をしていて、物事に対してなんらかの「認知」をして、そこから行動に移していることは分かりました。では、その「ストレスでボコボコに殴られた認知」がした判断は大丈夫なのか?というと、それは”大丈夫じゃない”ですよね。
すでにボコ殴りされていて、平和でいられるのは「左頬右頬の教え」なブッダさんか、よほど殴られるのが気持ちよいカテゴリの人か。

まあ逆上しそうですよね。少なくとも、憎しみとか悲しみとかの感情がいりはじった判断をしていそう。自分を守るのに必死だと思います。必死。

その必死さ故に、色々と惜しい判断をしてしまって、行動が裏目にたり周囲の状況を余計に悪くしたり。テンパっているから、焦っているのも当然かと思います。

振り上げた拳を引っ込めるのには何が必要なのか?

そういった場面で、認知行動療法では”言葉”にする時間を要求してきます。

一度、判断するための材料を一呼吸して頭の中で考えよう。テンパっているところで反射的に反応しない。
個人的には、一度頭の中(もしくは実際に書いても良いかと)で文字化することで、状況を客観視出来るようになることを要求されます。

おそらくは、ボケとツッコミのごとく瞬間芸で反応しなくても、むしろ世の中の物事は一息ついて考えて行動に移しても、大きな問題は無いと言うこと。なのだろうかと思います。

認知⇒行動 という一連の反応が何か歪みを生じているため、周りの環境となじめなくなり、それがまた歪みを大きくしていくというある種の悪循環が起こっているように見えてきますね。

この歪みをどうしていけば良いのか?次に考えていきます。



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