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ドット絵メイキング『百人一首』

今回は年末にtweetした百人一首のメイキングです。

①札のテンプレを用意する

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札のベースになる長方形のテンプレを用意します。カード類のほか、書類等にも流用できて便利です。

②札を縁取る

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札の縁部分を緑色で囲みます。

③ライン調整

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縁取りをつけたら白い面のバランスが悪くなったので、白い面のバランスを優先して外周線を調整します。

④壇を描く

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百人一首の札はいろいろありますが、せっかくなので壇付きにします。もともと平行投影で描かれた絵をさらに平行投影の平面内に描くのは頭がおかしくなりそうですが、細かいことは気にせず側面重視、上面はオマケのつもりでがんばります。

⑤人物を描く

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実際に札になっている人物は着衣がけっこう派手派手のため再現するのは意外と厄介です。なので今回は雰囲気重視で「こんな奴いない」と言われない程度のオリジナルおじさんを描き入れます。元は天智天皇ですが色が異なります。

幸い"頭部"と"あぐら"が揃えば「はいはい偉そうなおじさんね」となるので、そこのバランスだけ重視すればOK。どうせ小さい絵なので無理して斜めに描くことはしません。左側の足(右足)の方が絵の中で上に来る程度で充分です。

なお、あくまで平面に描かれたものなので、描き込みすぎて立体感が出てしまわないように注意が必要です。飛び出してきそうなおじさんは困ります。

⑥少し色調整

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顔の"白面"を強調するため札の色を少し落とします。実際の百人一首の白面は無着色なので、ご都合主義のインチキです。また、畳との色差を小さくしておくことで、畳が無駄に目立ってしまうのを防ぐ効果もあります。おじさんもカードの色に寄せて少し淡い色にし、飛び出し注意です。

⑦文字を入れる

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歌と名前のつもりで文字を入れます。文字と言っても引っかき傷みたいなものなので「なんとなく」です。

⑧全体の色を調整して完成

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全体の色を見直して、完成とします。文字が目立っても仕方ないので、薄い色にして札の無色部分に馴染ませたほか、壇も派手すぎなので色を抑えました。

⑨女性の札も作成

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男女両方いた方がいいだろうということで、女性の札も作成。作業手順や注意点は男女とも同じです。こちらは清少納言をベースにしています。

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