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[Game]カードツイクストβ2[テストレポート]

今回のレポートは日本ツイクスト協会さんが作成されているカードツイクストのテストプレイの感想です。
▼▼ルールについては下記リンクより参照してください▼▼

カードツイクストβ2

・はじめに

 筆者はツイクスト経験者です。
 この度ジーピーさんからツイクストの日本語版が出るとのことで、ゲームの布教活動を応援したいと思っていました。
そこで、古くから活動されている日本ツイクスト協会さんが新しいプレイの仕方を考案されていたので助力できたらと思いテストプレイさせていただきました。

・プレイ感

 カードゲーム感は新鮮で嬉しい。
  遊戯王やMtGみたいな感覚には浸れるから、ライトな雰囲気で楽しめる。
 アブストラクト感が残っている。
  必要な手筋がカード化されているので、プレイに迷いが少なくて済む。
 プレイヤーの気持ち。
  橋はずしを引きたくない。ケイマが欲しい。

・カードのドラフト点数

10 ケイマ
8 オオケイマ
7 ナナメ二間ビラキ
 ゼウス
6 三間ビラキ
5 アポロン
4 一間ビラキ
 ポセイドン
3 コスミ
-2 橋はずし

・スポット感想

 ケイマが圧倒的に強い。他のカードと違いラインが確実に引けるカードのため優秀すぎる。何故ケイマが優秀かと言うとケイマ以外は全て偶数列に配置するため永遠にラインが引けない。(※下記図を参照)

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 ケイマが打てないまま進行するとラインが繋げないままゲームが終了する場合がある。(※下記図を参照)

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 橋はずしについて思った事。本来存在することのない行動であるが、ゲームメイクを面白くするための措置として有効的な活躍をするものと考えている。このカードの存在で初心者が最後まで諦めない内容となっている。引いたプレイヤーの手番に橋はずしを行うのも次手番にケイマを置くと直ぐに復帰が可能であるからの理由も納得している。しかし経験者からの評判はとても良くない。

 主な攻撃カードがケイマ、オオケイマ、ナナメ二間、三間ビラキしか無いため、最後の最後でゴールが中々できない。(ゲームの助長性を高めている。)

 現状10回プレイをする分には耐えられるが、100回プレイをし続けるには難しい内容だと思った。アブストラクト+カードゲームという新しい事柄に期待を持ちやすいため複数回遊ぶことになるが、ゲームの所要時間に対してクリティカルに厳しい罰則(橋はずし)があるため精神的に負担がかかる。(橋はずしの存在を完全否定する訳ではない)


・カード感想

 ケイマ・・・・・・能動的にラインが引ける。(唯一の奇数列である)
            弱点なし

 オオケイマ・・・・アクロバティックに相手を超えられる。防御も硬い。
            弱点:ポセイドン→ケイマ
               アポロン→ケイマ

 ナナメ二間・・・・オオケイマより幅を取るため端での行動が制限される。
            弱点:ゼウス→ケイマ
               ゼウス→コスミ
               アポロン→ケイマ

 三間ビラキ・・・・通常は強いプレイだが、この環境では隙が大きい。
            弱点:ポセイドン→ケイマ
               ゼウス→ケイマ
               合い三間ビラキ等

 一間ビラキ・・・・防御手となるため通常では使いづらい。
            弱点:ゼウス→三間ビラキ

 コスミ・・・・・・防御手となるため通常では使いづらい。
            弱点:ゼウス→ナナメ二間

 ゼウス・・・・・・防御作戦に使いやすい。攻撃カードにも化ける。

 アポロン・・・・・欲しいタイミングが多い。シチョウに使える。

 ポセイドン・・・・アポロンより使いにくい。有利な状況の時に働く。

 橋はずし・・・・・・自分が不利になるためドローしたくない理由になる。

・ニーズを意識する

ツイクスト経験者と初心者の架け橋を目指すのか、どうなのか。ニーズを探る。

 橋はずしについて(ハンデキャップ付)
  初心者同士が楽しむ環境・・・・橋はずしは本来イレギュラーなアクション
                 のため、説明がややこしくなる。
                 しかしゲームメイクとしては面白い。
  初心者と経験者が楽しむ環境・・橋はずしで経験者側のモチベが低下する。
                 意図して経験者が不遇な立場になる。
                 しかしゲームメイクとしては面白い。
  経験者同士でも楽しむ環境・・・ドラフト点数の調整をして欲しいと言う。
                 趣向がTCGプレイヤー向けにされている。

・改善提案

 ※注意.下記の内容はゲームのルール記載が複雑になる可能性がある。
 橋はずし+ケイマ・・・・最弱カードと最強カードの合わせ技
             橋はずしの後に、ケイマのアクションをする。
             橋はずしに関わったラインへ接続する様にペグは
             置けない様にする
 ポインタ(新カード)・・好きな位置にペグをさせるが、ラインを引く事が
             できない。
 橋はずし(ハンデ)・・・初心者と経験者がゲームをする際に、初心者は2枚に
             1度で橋はずしの効果を受ける。
 フリーケイマ・・・・・・手番のアクションの代わりにケイマ置きを回数制で
             使用可能にする。(1回か2回ほど)
 デュアルカード・・・・・ドラフト点数の低いカードを2枚を1枚のカードに
             抱き合わせる。
             (コスミ+ポセイドン、コスミ+一間ビラキ、等)
 山札シャッフル・・・・・山札のシャッフルの度に橋崩しのカードを1枚抜く。

・今後の期待

 アブストラクトゲームとカードゲームの融合した新しいゲームに更なる発展を期待しています。


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