[BGA攻略]マヤ人となってカカオ売りながら生活するゲーム
ボードゲーム攻略班のど〜けしです。
攻略記事1回目はカカオを紹介します。実際にBGAでプレイを始めると攻略難易度が難しいゲームが多いため、今回は比較的に攻略難易度が優しいゲームを紹介していきます。
カカオの遊び方については以下を参照してください。
●カカオというゲームについて
大胆な得点加点がない為に地味な味わいなのですが、ボードゲームを始めたての方でも山札のめくり運で逆転も狙いやすくコスパ良く楽しめると思います。
参加人数 2 〜 4人
遊戯時間 人数 × 10分
難易度 🐇🐇
作者 フィル・ウォルカーハーディング
代表作 イムホテップ、ギズモ、クマ牧場、スシゴー
賞 2015年ドイツゲーム賞 ノミネート作品
●カカオの世界観について
ゲーム攻略から少し横道を外れて歴史のお話をします。インストの時の余談として利用していただけると幸いです。
■チョコレートの歴史
紀元前のメキシコ南部地方で栽培されていました。
カカオ豆と水、いくつかの香辛料(唐辛子等)を混ぜ合わせて「ショコラトル」と言うほろ苦いエナジードリンクとして特権階級の人が飲まれていました。
16世紀にコロンブスが率いるスペイン人がアステカ文明(現メキシコシティ)を征服して自国へカカオを持ち帰る際に、レシピをアレンジして「ショコラテ」と言うココアの様な甘い飲み物として貴族の嗜好品として扱われるようになりました。その後スペイン・ポルトガル領の西アフリカや東南アジアでカカオの栽培が始まりました。
やがてヨーロッパ全土に飲み物が広まった後に19世紀にイギリス人が固形のチョコレートを考案して現在に至る様になりました。
■カカオの文化
15世紀のアステカ文明では金貨が存在していないためカカオ豆を貨幣として扱う様になり、七面鳥一羽につきカカオが100〜200粒、ウサギが100〜30粒、南瓜が4粒、卵が3粒、大きなトマト、サボテンが1粒、そして奴隷の値段が100粒とされていました。奴隷の用途としては映画アポカリプトをご覧になってもらうのが分かりが良いと思います。
■カカオの栽培について
カカオの栽培は赤道直下の高温多湿な環境で栽培されます。直射日光を嫌うため他の屋根となる森林の中で育てられます。開花から栽培まで半年かかるため二期作で収穫されていました。またカカオ豆は発酵食品なので天候を選ぶ必要があり生産が難しく貴重なものでした。本ゲームの畑が市松模様で並べるのは、畑の構造を表した意図があったのかも知れません。
■マヤ文明のシンボル
本ゲームで登場する神殿と泉(セノーテ)はマヤ文明のシンボルである、チチェン・イッツァとセノーテを表しているものだと想像されます。
マヤ文明はアステカとインカに挟まれたユカタン半島近辺で生活をしており、水源となる川が存在していなく「セノーテ」と言う地下水脈の近辺で生活をしておりました。現在ではスキューバタイビングとしても有名です。
※神殿
※セノーテ
●カカオをプレイするときの優先順位について
ここから攻略になります。筆者がプレイするときに考えている点数効率の優先順位です。
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