社内研修【ツイート解説 #1】
HPEOのTwitterアカウント(@hpeo_jp)にて、反響が大きかったツイートについて解説するコーナー。
今回はこちらの『社内研修』のツイートについてです。
ツイート解説
勤め人になると、勤務先で意外と多くの研修があることに気づきます。
研修は、なにも技術や職務能力を高めるためのものだけではなく、ルールやモラル、コンプライアンスなどを周知・徹底するために実施するものも多くあります。
ただそのような研修であっても、内容によってはある程度、技術的な説明が必要となる場合もあります。
(例えばツイートの“ITセキュリティ研修”のように)
そのような場合、受講者がまさに“それ”を生業としているITエンジニアだったりすると、「にわか知識の講師が現役の猛者達に教える」というちょっと滑稽な絵になるわけです。
ツイートは、IT関連会社を想定したものですが、IT業界に限らずどの業界でも似たようなケースはあるのではないでしょうか?
多かったコメント
素人質問
「“素人質問で恐縮ですが”というツッコミが怖いw」というコメントが非常に多かったですね。
プレゼンターが聴講者の鋭いツッコミにタジタジする、というとある学会で飛び出したパワーワードです。
たしかに、このツイートのケースでは、大いに予想される展開です。
ただネタとして周知されている以上、そのような質問は、周囲から見ると“意地悪”・“嫌味”と取られかねませんので、もしあなたが受講者のケースは、十分気をつけましょう。
形骸化?意味ない?
「このような研修は、形ばかりで意味がないのではないか?」との意見も多くありました。
実際、社内研修というものは退屈で時間の無駄のように思うことも少なくありません。
では全くやらないとどうなるか?と想像すると、おそらく徐々に治安の悪い職場環境になっていくことでしょう。
こういった研修は、単に知識を得るためのものではなく、一種の歯止め・抑止の効果を期待されています。個人レベルでは実感がなくても、組織全体として見た場合は、それなりの効果があったりするものです。
もう一つ裏事情としては、会社が各種認証(ISMS認証、プライバシーマーク)を取得・維持するためには、研修(周知徹底)の実施が必須になっている、といったこともあります。
技術部門がやれば?
「技術的なことであれば、技術部門が講師をやるべきなのではないか?」という声も多かったです。
ただ前述の通り、この手の研修は技術の習得が目的ではなく、あくまで従業員のルール徹底、コンプラ意識やモラル向上が主目的です。
したがって、人事部門などの本社関連部署が実施するのは自然ですし、実際そのような企業が多いでしょう。
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