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【もぷちゃん、お空へ】

【2021年5月21日】

5月16日(日)の午前1時半過ぎ、わが家の末っ子三女であり、最高齢でもある、大切な家族が亡くなりました。
上京した時からもしかしたらもぷの最期には会えないかもしれない、そうどこかで覚悟していたけど、想像してもいなかったこれ以上ない最高のお別れでした。

妹が部活の最後の試合が終わって引退した翌日、弟の二十歳の誕生日の前日というタイミング。
そして、私がたまたま1週間ほど帰省していて、東京に戻る予定だったその当日です。昼間に「東京戻りたくない〜」って言ってたのを絶対聞いてたんだなぁ。

わたしが夜寝る前、ちょっと様子に違和感があってケージを開けてみたら、急に外に飛び出して、お部屋の中をお散歩するときのお気に入りの休憩スポットに一目散に走っていきました。寝そべったり、弟や妹のものの近くに行ったり、わたしの方にすり寄ってきたり、気持ちよく撫でられてたり。こんなこといつもはしないなぁとたしかに思いました。

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それから1時間半後、みんなに見守られながら、私のおひざの上で息を引き取りました。ひとり暮らしを始めた弟に電話が繋がったその数分後でした。
ちゃんとみんなを待っててくれたようです。

何より、妹の受験勉強にちょっとでも影響がないように、弟の二十歳の誕生日がちょっとでも悲しくならないように、わたしがもう少し岐阜にいられるように、あの日、あの時間を選んだに違いないと思うのです。
もぷは、10年前ホームセンターで売れ残っていた子でした。確か、最初はお家に迎えるつもりがなかったけど、どうしても気になって翌日お迎えに行きました。

売れ残りといってもまだ小さな子うさぎで、ケーキ屋さんの箱のようなものに入れられておうちに来ました。それを弟と妹に「うさぎパンだよ」と言ったら信じてしまって、本物のうさぎでびっくりして拗ねさせてケンカしたなぁ。
もぷはうさぎだけど、わたしたちと一緒に育って、成長してきたきょうだいです。ペットというよりも家族。
わが家に来てくれて、10年間も一緒に過ごしてくれて、最高のお別れまで準備してくれて、ほんとすごいうさぎさんです。幸せでした。

うさぎの10歳は、人間でいうと90歳以上だそう。寿命全う、大往生!👏
もちろんすごく寂しいけど、後悔は全然なく、少し誇らしいお見送りでした。

それに、お骨になっても小さくてかわいくてすごく愛おしい。

もぷがいなくなってからの数日はなにも手につかない状態だったけど、いろんな人の優しさに支えられながら、少しずつ私は私の楽しい日々に戻っています。ありがとうございます。
きっと、もぷは今どこにでも行けるから、好きなだけ走り回って、好きなだけ葉っぱとトロピカルを食べて、マイペースにうとうとしてると思います。幸せそうね。

もぷちゃん、ありがとう。また会おうね!!

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