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私は覚えている、君のそのまなざしを。鳥のようなまなざしを。
私はそれが苦手だった。君がそのまなこになり、鋭く射るのを。
私は君のそのまなざしを見つけるたびに、目を逸らした。
見なかったように。見なければ、ない、存在は、ない。現象も、ない。宇宙は空になる。太陽系からも、ないように。見なければ、空のように。
私が見なければ。君の、そのまなざしも、ないのだ。

まなざしの救済にて


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