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ほんのりピンク色がついたムラサキシキブ

一部だけだけれど、花弁がほんのりピンク色になりました。

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担当している案件のなかに、テキストを書くような仕事があります。認めないようにしていたけれど、どうやらやっぱり、わたしはテキストを書くのが苦手らしい。書くことから逃げたくて逃げたくてついついネットサーフィンに向いてしまう。好きな漫画や本を読んだり、スマホをとってしまう。

最近ひとつ大きなテキストをかきあげました。大きなとはいっても、本命のテキストはまだほんの触りしか手を付けられていない。ひとつめの方に力を注いだ結果、疲れ果ててしまって、本命のほうに取りかかれないまま1週間近くが経ってしまっている。noteを書いているうちに、文章をかけるモードになっていかないかなと期待しているんです。


もう本当に埒が明かなくなって、すがるように手を取りました。『〆切本』。


大好きなフランスの映画監督ゴダールだって、作品を書くために必要なのは締切だと言っていた。書けない辛さは、誰にとっても同じだと知って安心する。

『〆切本』のなかでも、とくに安心した、高見順さんの日記。一部分だけ、抜粋。

・四月十二日
仕事場。仕事できぬ。〜*〜
・四月十四日
仕事場。どうしても書けぬ。あやまりに文芸春愁社に行く。〜*〜
・四月二十日
仕事場。文春別冊の原稿、どうしてもといわれるが、筆が進まぬ。〜*〜
・二月十五日
〜*〜遅筆の人間が、時間潰しのこんな日記書いている。時間が潰れると思って、今まで書かなかった。今、これは、仕事にかかる前に書いている。頭のウォーミング・アップのためにかえって、いいかもしれない。〜*〜

日記を書くのも──時間潰しのようでも、筆の滑り出しのための効果があるかもしれぬ。
さあ、仕事にかかる


ぐだぐだ書いているけれど、とにかくとにかく、本を読むなりしてモードを切り替えたい。

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