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統計は一般教養だ【感想:数学ガールの秘密ノート  やさしい統計 】

統計というのは、 全ての学問において必要です。

心理学では、人の行動パターンを統計量で判断します。
工学では、製品のばらつきを統計量で判断します。
経済学では、 個人の収入を統計量で判断します。

つまり 統計というのは様々な学問の基礎にあたる部分です。 これは意外なことではなく、 データがあってこそ研究なのです。 少しづつ正しいことを知ることで、 学問は成長していくのです。

これは会社でも同じです。 統計データからしか正しい判断はできません。 データを取っていないのであれば、それは個人の主観なのです。

社会人の一般教養として「統計について知る」というのは重要だと私は思います。 ただ、 社会人になって統計学を学ぶというのは少し大変です。 そこで今回は、 気軽に統計が学べる本の紹介です 。

【感想】数学ガールの秘密ノート  やさしい統計 

グラフというのは、作り方次第で印象が大きく変わります。そこで、 グラフの真の姿を知るために使うのが、「 特徴量」 です。 最頻値や平均といったものから、 偏差・分散 といったものまで正しく統計量を見るための 基礎知識が学べます。こういった特徴量を知ることで、グラフに騙されることは減るでしょう。 

本書では、コイン投げを例にして 正規分布を書く手順を学ぶ章があります。 これは、統計を知るために非常に良い経験だと思います。 あと、偏差値も身近な例ですが、正しく理解できてない人は多いです。 そういった人は、本書を読むことで偏差値の意味が難なく頭に入るはずです。

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