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勤行指導をした

学会は絶賛選挙モードだが、私は絶賛折伏モード。

女友達からLINEで涙声のボイスメッセージが来たから、驚いてすぐさま電話した。

彼女は様々な苦悩を抱え呻吟しながら生きている。今回は、元彼のことを不意に思い出して死にたくなったため、私に助けを求めてきた。仕事にも行けないほど感情が乱れきっていた。

私にはその気持ちがとてもよく分かる。
学生時代、そういう経験をしたことがあるからだ(この話はまた後日)。だから、痛いほど彼女の気持ちがわかる。同様に、周りに相談しても、一緒に悲しみに暮れてくれる人がいないことも。

彼女の状況はまさにそんな状況だった。

彼女は周りに学会員の友人がたくさんいる。選挙の度に「対話」で公明党の実績を熱心に語られて、毎回公明党に入れてくれている。

しかし、そんな彼女の苦しみに寄り添える学会員が近くにいない。
今はLINEがあるから気軽に連絡を取ることができるけど、会いに行くにはかなり大変だ。

近くの学会員が彼女の苦しみに耳を傾けてくれていれば……!!
沸騰するような怒りが私を支配した。

人を幸せにする?社会を良くする?
ふざけんな!
目の前の苦悩に気づきもしないで「F取れましたー!」とか言ってるんやろ。毎回入れてくれる都合のいい相手として。

まあ、自分もそう毎回毎回その人の本質に寄り添えているとは言えない。
というか、そんなの無理。
人によって吐き出しやすい相手と吐き出しにくい相手がいるのは当たり前。

そんなことは分かりきってるけど、かなり苛立ってる。

そんなことはさておき、どうしようもなく絶望に打ちひしがれている彼女を目の前にして、私も自分が同じような体験をした時に乗り越えた方法を伝えるしか無かった。


死にたくなったら「南無妙法蓮華経」とひたすら唱えること。
それで自分は死にたい気持ちに流されることなく、今を生きている。
彼女自身も、死にたい気持ちと戦っている。だから、私に全幅の信頼を置いてくれている彼女に、お題目を一緒にあげることを提案した。
そして、LINE越しで一緒にお題目を唱えた。

1人のときでもあげられるよう、ボイスメッセージで唱えてるところを送って欲しいと言われたので送った。
今でも、つらい時は心の中であげてくれている。時間はかかるけれど、乗り越えて欲しい。
そのために、寄り添い続ける。

選挙選挙と政治に興味を持つのは大事だ。
でも!
目の前の1人の悲嘆に寄り添えない組織や人に、私は賛同できない。
私は私の道を行く。

男子部では今日明日と、会合を行ったあと「友人励ましタイム」(要は電話しろってこと)を行うが、反吐が出る。
まあ組織的にやんなきゃいけないのはわかるし、中心者もやりたくてやってる訳じゃないってのも重々承知している。
現実は打算の産物だからだ。

だからやるからには、繋がった相手の声に耳を傾けて欲しい。自分は会合にオンラインで参加した後に、そんなことはできない。
だから会合に参加しない。

そういう自由を認めてくれる地域にいることができてよかった。
誰に言われなくても、誰かに褒められなくても、自分は大事な友人の苦悩に心を寄せ続ける。