どんなに忙しくても結局やってしまう初夏の風物詩
初夏になり、梅がスーパーに並び始めると、無性にソワソワしてしまう。我が家では、梅シロップを毎年漬けている。
だが、今年は忙しく体調もスッキリしないので、諦めようかと思っていた。家族もわかってくれるだろうと話してみると、まさかの「やりたい!」と返事が返ってきた。
私もやりたい。
梅シロップ作りはとても楽しいし、出来上がりも絶品で満足度が高い。
去年のことを思い出すと、忙しさなんて大した理由ではない気がしてきた。
仕方ないので、今年もやることにした。
いざ決めたら、もうすっかり気合が入ってしまう。
いざ梅を持ち帰り、部屋に充満する香りは幸せになる。
一つ一つヘタを取って拭いていく作業は、黙々と楽しい。
瓶の中に優しく並べると、一粒一粒の大きさを感じてワクワクする。
毎日混ぜていると、漬かっていく変化を感じて、なんだか可愛く感じてくる。
そして、シロップが出来上がる。
グラスに氷をいつもより3個ほど多めに入れる。
ちょっぴり贅沢に梅シロップを注ぎいれる。
強い炭酸を注ぎ込む。
箸やフォークでサッとかき混ぜる。
家族と乾杯をする。
楽しくて美味しくて大変な梅シロップ作り。
完成したばかりなのに、今から来年が楽しみになっている。
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