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あなたのステージは

コロナ禍もようやく終わりをむかえつつありますが、まだ影響は尾をひきそうですね。医療従事者の皆さんに感謝の気持ちを抱きながら、エンターテインメント業界やステージ関係者の困難な現状も振り返ります。
ステージ演技者として養われる能力は、実は学校の先生やセミナー講師も同様に受講者に満足を考える点では同じだと言えます。

セミナー講師

以前から縁あって、医療従事者の若手社員研修の講師を何度も行ってきました。
ここ3年間ほど、コロナ禍の中、医療従事者の方の命がけの仕事には、本当に感謝しかありません。休む間もなく、一人の生活者としての家庭との両立も本当に大変だったと感じています。

その一方で、エンターテイメントやステージ関係者は、逆にイベントが中止や自粛が続き、仕事がなくなり、収入が激減した人も少なくありません。
夢を持って都会で活躍していた人も、仕事がなくなり地元に帰った人もいます。

私たちも、3年前からZoomでの配信をはじめましたが、公的な施設は、事前に予約をし、ステージの準備をしていても、感染症拡大防止として、貸し出しが中止になったことが何度かあります。
屋外や少人数で配信用のパフォーマンスをすることを繰り返してきましたが、本当に動きにくい時期でした。
今年から、制約が少なくなって、仲間と集まる機会が増えるのではないかと期待しています。

コロナ禍によって、研修会も激減し、大学等の授業でもオンラインが増え、入学して2年間も学校に行っていない大学生もいます。
「やっぱり会うのが一番」という声もよく耳にします。

会っても話さない仕事

「会っていても話すわけではない仕事」って何だか想像がつきますか。
一方で、Zoomのような会議は、会っているけど画面越し、話はするけどマイク越しということになります。
では、最初の仕事は何でしょう。

それは、パレードでパフォーマンスする、プロのダンサーたちです。ステージの出演者も、セリフがない人も少なくありません。

でも、実際には、目や表情で、お客さまに楽しさ、明るさを提供しています。言葉の無い会話をしています。
「あっ、パレードのおねえさんが、私に手を振ってくれた、私を見て微笑んでくれた」そうやって、多くの人に思っていただけるように努力をしながら、仕事をしているのです。

教壇もステージ

学校の先生や、セミナーの講師も、必ずしも一人ひとりと話をするわけではありませんが、演技者のように、受講者の方に、満足を与えられるよう練習し、本番を務めることは同じでしょう。

こんなことを思いながら、テーマパークに出かけ、パレードやステージを見ていると、いろいろな仕事の方に役立つ点に、気づくこともあるかもしれませんね。
でも「研究しよう」というよりも、どの演者さんが自分の好みか、それを楽しんで頂ければ、その方が演技者としてはうれしいかもです。

まとめQ&A

Q: 言葉を使わない役割を担っている演技者はどのように感情を伝えますか?
A: 演技者は目や表情を使って感情を伝えます。お客さまと視線を交わすことで、お客さまに楽しさや明るさを提供します。

Q:オンラインでの授業や研修の場合、どのように受講者に満足を考えることができますか?
A:オンラインの場でも、講師は演技者のように受講者に満足を考えるために練習し、視覚的な手段やコミュニケーションツールを活用して、参加者との交流を大切にすることで受講者の満足感は高まります。

Q: コロナ禍で収入が激減したエンターテイメント業界やステージ関係者に対して、どのような支援が必要ですか?
A: 制度としての収入の激減したエンターテイメント業界やステージ関係者には、経済的な支援はもう終わったのではないでしょうか。
一般のお客さまも、コロナ禍でずいぶん我慢を強いられてきたと思いますので、従来通り、演技者とお客さまが笑顔で交流できることが最も大切ではないかと思います。

 



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