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勝負の9月。前半

noteを始めた頃に「8月まで休職」と言ったが、今もこうして休職を頂いている。延長したのだ。2週間。不甲斐ない自分のために、病院が猶予をくれた。本当にありがたい限りである。


「今の仕事を辞めたい」と思いながら、確実な一歩が踏み出せないでいた。

病院に行ってカウンセラーに意気揚々と「転職します」とはいうものの、今の仕事を辞める理由だったりを聞かれ始めるとなぜか頭がぐらつく。

辞めたい理由を答えるたびに、自分の頭の中で突っ込みをいれてしまうからだ。

「そんなの他の会社いっても変わらないよ、お前が甘いだけだ」

「そんなことで辞めるの? 明らかに自分にも非があるのに?」

「ただ、嫌なことから逃げ出してるだけじゃん」

セルフツッコミ。なんだか笑えてきた。


でもそんなツッコミを入れておきながら、頭の奥ではわかっている。無理だろうと。社会的にはそんな正論を返されて当たり前なのだが、もう自分の心がダメなのである。つくづく社会不適合者だなあと思う。


これを周りに話すと顔を顰められるのだが、派遣社員になろうと思っている。

正社員ほど生涯の給料はもらえないだろうし、いつ仕事が途切れてもおかしくないリスキーな選択。なれるなら正社員になったほうがいい。誰もがそう言ってくれる。それでも派遣を選びたい。

理由は色々ある。多種のスキルを上げるキッカケを作りたいこと。多種の人と関わってみたいこと。多種の仕事をしてみたいこと。多種の会社を見てみたいこと。プライベートの時間を確実に確保したいこと。同じ環境に生涯居続けなければいけないという自分の固定概念を払拭したいこと。


ただ私には目に見えたスキルというものが少ない。

今日派遣会社の登録会に行ってみたのだが、職業経験(アルバイト含む)は多岐に渡って書けるのだが、資格やスキルの欄がほとんど埋まらなかった。

登録先で行われたタイピングテストの成績はいい結果を出せたのだが、それだけでは確実に心もとない。

資格かあ。

ただただ、そう思いながら登録手続きをした。


派遣社員になることに、周囲の同意なんかいらない。私がそうしたいと思うならばそうすればいい。そう思う。

でも周りが心配になる理由もわかるし、それで少し揺れる自分もいる。私は間違っているのだろうかって。


だから直ぐに資格取得ができなくとも、せめて勉強は始めようと思った。

自分で自分を認めるために。

残り2週間。休んでいる暇なんてない。動かないと。

私のために。


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