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レビュー『ニュー・エリートの時代』

元マイクロソフト伝説のプログラマーが書いた、コロナ後のキャリアの切り拓き方を示唆する本。

時代の変化についていけるだけの力を身に着けることが、これからは絶対的に必要になると再認識させられた。

まいにち残業をして疲弊している人や、転職を考えている人におすすめ。

著者は、リモートワークが強いられたエンジニアの間で、生産性を上げる層と下げる層の二つの層がすでにできていると主張。

この二つの層の差が、貧富の差の要因となる。

著者の語る「ニューエリートの特徴」は以下。

・オンラインツールを使いこなし、生産効率な桁違いに高い
・非同期なコミュニケーション能力が高い
・コアタイムやズームミーティングなど、時間に束縛されることを極端に嫌う
・会社との関係は対等もしくはそれ以上
・やる価値がある仕事だけを選んで働く
・オフィスには出勤せず、リゾート地などからリモートで働く
・時間には束縛されず、仕事の成果のみで勝負して
・自分なりのライフスタイルを持っている

個人的には、「仕事の成果のみで勝負」と、「自分なりのライフスタイル」という特徴が心に響いた。

新しい時代を生き残るには、リモートでの必須ツール(SlackやTeamsなど)を使いこなし、長時間労働ではなく生産性と結果で勝負することが必要だが、大前提として問題になってくるのが、そもそも「リモートでも効率的にビジネスができる職種を選ぶこと」だ。

具体的にはどんな職種が良いかというと、ソフトウェアエンジニア、AIサイエンティスト、ゲームクリエイター、デザイナー、データアナリストがおすすめされており、納得。

近頃はリモートをやめ、出社を強要してくる会社も増えてきたと聞くが、今後はどうなるのか楽しみだ。

著者自身プログラマーとして活躍してたので、「プログラミングは、何らかのゴールを自分で設定してそのゴールを達成するための道具としてプログラミングをする」といったアドバイスも必見。

プログラマーを目指しているので、折に触れて読み返そうと思う。


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