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不公平と勘違い

「そんなの不公平だ。」

そんな風に時々感じることがある。

最近感じた不公平は"体質"について。

私は身体が丈夫な方ではない。筋トレをサボると直ぐに腰が痛くなる。それに食べ物の影響とかすぐ表に出る。

先日、娘と二人でバンコクに取材兼買付けに行った時。旅先ってどうしても食が偏る。ちゃんと意識すればいいんだろうけど、中々そうもいかない。だってワンパク2歳児連れてるから。

結果、自宅に戻った私は体調を崩した。通常の旅疲れに加えて、1週間大きな口内炎に悩まされた。肌荒れもした。腰痛もあった。

「ああ、やっぱり…」

旅の不摂生が祟った後遺症を引きづりながら、カップラーメンをお昼ごはんによく食べる友人とランチをした。彼女は、ポテトチップスや、チョコレートもよく食べる。

なのに、彼女は美しい。2児のママとは思えないほどスタイルはいいし、元気だし、すっぴんなのに肌は艶やか。

私が彼女と同じ食生活をしたら、3日でガタがくる。カップラーメンが食べたいわけじゃない。チョコレートはたまに食べたいけど、ポテトチップスが食べたいわけでもない。ただただ、不公平だと思う。それだけ。

ハンバーガーとフライドポテトを豪快に平らげる彼女を見ながら、「あー不公平。」心の中で呟く私のランチは豆腐サラダ。

「この間さ、こっち(シンガポールの)ポテトチップス食べたら、次の日に顎にニキビできたんだよね。日本のポテトチップスと油が違うんだと思うの。」

彼女は彼女が潰したであろう赤くなったニキビ痕を指差しながら、そう言った。

「ニキビとかできるのーぉー!!?!」

突然大きな声をあげた私に若干引きつつも、彼女はいかに美容に気をつけているかについて語り出した。別に聞いてもないのに。

食べたいものは食べる。けど、美容にも気を使いたい彼女は、影ではかなりの努力をしているという。

私だけじゃないんだね。

私が感じる世の中の不公平の大半は、私の勘違いなのかもしれない。

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