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日本史

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記事一覧

野家啓一『物語の哲学』より

(…)後半の注においては、その時間的順序を逆転させ、「語る」あるいは「書く」という人間的…

木下光生『貧困と自己責任の近世日本史』(人文書院、2017年)「序章」より

著者をして、『貧困と自己責任の近世日本史』と題する本書の執筆へと駆り立たしめているのは、…

歴史学者のあとがきを読む

2021年11月21日・FBの投稿(韓国語)を再構成。 (歴史)学者のあとがきについて考えるこの頃…

今日のお花づくし#1 プリムラ(サクラソウ・トキワザクラ)

(2021年12月16日のインスタより転載・加筆) 気まぐれで、これからインスタとノートで、自分…

歴史学の話

(2020年1月24日・ツイッターのスレッド→2020年3月24日前のブログより転載) 現実の俺と、ツ…

AIと人文学

(2020年2月12日・ツイッターのスレッド→同年3月24日前のブログより転載) AIの登場に踊らさ…

西郷隆盛と囲碁

(前のブログの2020年07月29日の投稿より転載) https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/861131/17 西南戦争の翌年、明治11年発刊の書物に描かれている、西南戦争における西郷隆盛と碁について。ただし、これ自体は歴史ものというよりも、むしろ囲碁にまつわる書物なので、この話は創作の可能性も低くない(全くなかったともいえないけど)。内容にも出てくるが、錦絵の内容によるものかもしれないので。 「…彼ノ肥後城ハ碁ニトリテ即チ劫ノ場所ナリ

【おうちで浮世絵】美術館・博物館のオンライン浮世絵情報

2021年4月25日より、東京・大阪・兵庫・京都の4都府県を対象にした3回目の緊急事態宣言が発令…

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【オンライン展覧会】「江戸の敗者たち」展

太田記念美術館にて、2021年4月15日~5月16日まで開催の「江戸の敗者たち」展のオンライン展覧…

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北斎はなぜ93回も引っ越しをしたのかという話

明治26年(1893)に飯島虚心が執筆した『葛飾北斎伝』は、北斎の伝記を体系的にまとめた初めての…

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『るろうに剣心』の総合的批評ー実写版映画るろうに剣心最終章(The Final/The Beginni…

2020年3月24日・30日のツイッターのスレッドを転載(修正加筆済み) 0.  僕が日本史の大学…

呉座界隈問題と私のTwitter夜逃げ(その1)

(本記事は2021年3月25日午前5:51に「●●●●●●と私のTwitter夜逃げ(仮題)」として仮公開…

森 新之介
3年前
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論点整理:呉座勇一氏と北村紗衣氏を巡る一連の論争――または、扇動者たちのオクラホ…

 呉座勇一氏は、門外漢の私でも知っているほどの、著名な日本中世史研究者だ。  メディア的…

青識亜論
3年前
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「国史」について(2020年10月28日・11月16日、ツイッターのスレッド→12月5日前のブログより転載)

「自分の国の歴史を勉強・研究」する感覚がイマイチよくわからん。学部入学後ずっと「まず自国(韓国)の歴史だけは研究したくない」と思っていたので。そういう意味で普段は気づかないんだけど、日本人の日本史生徒・研究者とはかなり違う感覚を持つのかもしれない。 そういえば現代思想の安丸良夫特集で某研究者が、自分はあえて自国史から逃げたものだから、日本史をやる決心をした安丸はすごいと思った、みたいな文を載せてたような気が あ、あと「母語で歴史研究をすること」の感覚もわからない ―――