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大阪城ホールでブライアン・アダムスを観てまいりました

ブライアン・アダムスが来日し、大阪城ホールでのライブを観に行くことができました。

数年前に会社を辞め、大阪へ引っ越してきて主夫となり、不安は多くあれど「大阪ならたくさんライブが観れるな」と、手始めにマムフォード&サンズ(2019年 なんばHatch)へ行った途端に新型コロナウイルスの感染拡大。

緊急事態宣言にまでなって、ライブどころか外出すら控える大阪生活が始まりました。世の中、本当に何が起こるかわからないものです。

それでも、少し前から来日するアーティストも増え始め、ブライアンが大阪へ来てくれるとなってすぐにチケットを取りました。

ライブ当日はまず、「ここがかの有名な大阪城ホールか!」とその場所に感動してしまいました。雑誌で数々のライブレポートに登場していた名所に感激しきり、そこへまさしく子供の頃から聴いているブライアンのポスターが掲示されている様子に、それだけで満足してしまうほどでした。

場内では開演までの時間も私のような世代を意識した曲が流れ続け、続々と来場者増えていく中、一人で来ている会社帰りらしい方も多く、その熱量に嬉しくなりながらブライアンの登場を待ちました。

「Kick Ass」冒頭のジョン・クリーズ(モンティ・パイソン)のナレーション(スクリーンには日本語訳も表示されました。親切!)が流れ始めると会場は沸騰!曲の通りにブライアンの声で各メンバーにスポットが当たりながら登場、ROCK SHOWが始まりました。その演奏は超タイトで最初から全開、ロックバンドであることに歓喜しました。

3曲目に「One Night Love Affair」、こんなにも長く聴いてきた曲が目の前で演奏されている現実にスーッと涙が流れてしまいました。心の底から感動しましたね。

『So Happy It Hearts』ではブライアン自身が多くの曲でドラムも叩いており、それ以外の2曲で叩いているのがパット・スチュワード。このツアーでもドラムとして参加しているのがパットで、ミッキー・カリーじゃないことを残念に思っていたくらいだったのですが、『Reckless』の中でも「One Night Love Affair」、「Summer Of '69」、「Kids Wanna Rock」の3曲ではパットが叩いているというのです!

知らんかったー、どうりで感動もひとしお⁈ 「Kids Wanna Rock」も最高にロックしていて発狂してしまいました。これは望外の喜びとなりました。

ブライアンは基本、ES-295を持って歌っていたのですが、終盤でストラトに持ち替えた時も感動しましたね。「俺の見ていたブライアン!」でした。

ギターのキースさんの人気もすごくて、もはやブライアンと一心同体。変わらぬ声援を受けていました。ジェフ・ベックを追悼するかのようなソロを弾いた時間もあって、それにもグッときました。

ブライアンは2時間出ずっぱり、本当に気さくな感じで、全力で歌い切ってくれました。その姿には感動しましたし、感謝しかありません。衰えのなさを驚くツイートもたくさん見かけましたが、長らく聴いてきた歌声は本当にそのままで、夢のようでした。

ありがとう、ブライアンと素晴らしいバンド・メンバー達。一生ついて行くよ。


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