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洋服が好き

私は洋服が好きだ。洋服を見ているとすごく良いストレス発散になるので必然、よく見に行ってしまう。
元々私は地味でダサい子供だったと思うけど、音楽のコラムよろしくあるとき革命が起きる。V系を好きになったことだ。そうするとゴシックやロリータに憧れるようになる。
しかし、ここは田舎。田舎の小中学生には地元の大きいスーパーで少しフリルのついたブラウスを買うくらいが関の山だった。子供服の160なんかもよく見た。その後水戸にもロリータブランドが進出するが、今度はお金がない。ゴシックやロリータブランドは『下妻物語』を観た人なら分かるかもしれないけどとてもお高い。
実際にこれらに手が出るようになったのは、高校生をぶっ飛ばして大学生になってからのことだった。そして、社会人になってからの数年が最も輝かしい時代となる。友人と出かけるたびに精一杯のおめかしをした。カバンも靴も合うものを選んで。クラシックな柄、夢のようなフリル、膨らむスカート。大変だったが、楽しかった。
だが二十代も後半になると私たちは問題に直面した。「もうロリータはイタイし、実際に似合わない」(あくまで私たちの感じ方です)と。この頃友人たちとよくよく「何を着れば良いか分からない」と言う話をした記憶がある。でも服は着ないといけないわけで。いきなりダサくもなりたくないわけで。
ここからは友人たちも私も手探りで各々の道へ行ったように思う。私は昭和レトロの古着やヴィンテージにハマった。高円寺、下北沢、原宿、吉祥寺、どれも行ったが高円寺が一番のお気に入り。あと名古屋の大須。私はどうしても派手好みで会社に着ていけないような服もたくさん買った。
その反動かその後モードブームが来た。太ったことも相まって黒い服ばかりが増えた。ちなみにモードと言ってもこれもまた古着で買ってるのでお金は言うほどかけてはいない。むしろセカストの300円コーナーで掘り出し物を探すのが楽しい。最近は、こんな感じ。
これからも年齢によって好みは変わるかもしれないけど、おしゃれを楽しめる人でありたい。そう言えば友人たちもそれぞれにオシャレなアラフォーと言う感じ。みんなの服装を見るのも楽しい。

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