見出し画像

鍼灸大成 巻一 鍼灸直指 鳳凰堂流解釈⑦


原文

心熱病者,先不樂,數日乃熱。
熱爭則卒心痛,煩悶善嘔,頭痛面赤無汗,壬癸甚,丙丁大汗,氣逆則壬癸死。

刺手少陰、太陽。少陰心脈,太陽小腸脈。

鳳凰堂流意訳

心に熱があれば、先ずは楽しい事がなくなり、数日して熱が出る。

熱が争うと急性の心疾患が起こり、悶々として良く吐く。

頭痛がして顔が赤らむが汗はかかない。

壬癸に酷くなれば、丙丁には大汗をかく。

気逆であれば壬癸に死ぬ。

このような場合、手太陽、手少陰の脈に刺す。


鳳凰堂流解釈

心熱は過剰な熱症状の変遷と考えると良い。

脈だけでなく火穴も診断しておくと、よりその人の身体に合った鍼ができる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?