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七草粥②

唐代には、人日の日は七種菜羹(ななしゅさいのかん)と呼ばれ、日本では平安時代にこの風習が伝わり、江戸時代に江戸幕府が人日の日を「人日の節句」として取り入れた事が七草粥の源と言われています。

松の内の最後の日でもある為、正月の暴飲暴食で疲れた胃腸を労り、冬に不足しがちなビタミンを補う。

七草は早春にいち早く芽吹く野草。ここから邪氣を祓うと言われ、無病息災を祈って七草粥を食べる習慣ができたと考えられています。

芹(せり)、薺(なずな)、御形(ごぎょう)、繁縷(はこべら)、仏の座(ほとけのざ)、
菘(すずな)、蘿蔔(すずしろ)

芹:若葉が競り合うように生えている事から「競り勝つ」という意味が込められた縁起物。
七草の中で1番爽やかで独特な香りが食欲を刺激する。鉄分が多く含まれ、増血作用

薺:蕪(かぶ)。「撫でて汚れを取り除く」という意味。清熱、利尿。
 別名ぺんぺん草と言われ、日本各地に自生。

御形:ごぎょう。「御形(仏様)の体」と言う意味。別名母子草。草もちの元祖。
   袪痰、袪咳。

繁縷:「反映がはびこる=繁栄が広がる」という意味。腹痛、胃炎。

仏の座:「仏様が落ち着いて坐っていらっしゃる」という意味。食欲増進、歯痛

菘:「神を呼ぶ鈴」という意味。
       現在一般的に言われている蕪(カブ)。
       消化促進、整腸、消化促進。
      しもやけ、そばかすに効果。

蘿蔔:「汚れのない清白」という意味。
        別名大根。消化促進、風邪予防、美肌。

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