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東垣十書 巻之六 辨惑論 ③鳳凰堂流解釈

原文抜粋

厂勝則匚負。脾胃氣虚則下流于腎肝。陰火得以乗其土位。

故脾胃之證始得之則氣高而喘。身熱而煩、其脉洪大而頭痛或渇不止。皮膚不任風寒、而生寒熱。蓋陰火上衝則氣高而喘、身煩熱為頭痛、為渇、而脈洪大也。脾胃之氣下流使穀氣不得升浮、是生長之令不行。則無陽以護其榮衛、不任風寒乃生寒熱。皆脾胃之氣不足所致也。

鳳凰堂流意訳
何かが勝てば何かが負ける。

脾胃の気が虚せば、気は肝腎を中心に流れる。
陰火が土(中央)の位置を占領する事になる。

このような状況が脾胃の証の始めに起こり、症状としては氣が高ぶり呼吸が荒くなる。

身体的には熱を発し煩悶が起こる。

脈は洪大で、頭痛や口渇が止まらない等となる。

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