見出し画像

養生訓 巻第八 灸 鳳凰堂流解釈⑯

原文を現代文に改変

灸すべき所をえらんで、要穴に灸すべし。

みだりに處多く灸せば、氣血をへらさん。

鳳凰堂流意訳

灸すべき所をえらんで、要穴に灸すること。

みだりに多くの場所に灸すれば、氣血を減らす。


鳳凰堂流解釈

言いたい事は最もですが、前項の毎日かなりの場所に施灸する事との整合性がなく、仮に毎日する場所を一穴だとしても1ヶ月の施灸量を考えると相当量になります。

灸は自身の身体を少し鼓舞するだけにする事。

その為には、導引や自己推拿で身体感覚を維持し、磨く。

普段の所作でできるだけ無駄を省く事が大切です。

養生と未病が混在しており、一箇条毎に勘案していかないと誤解を招く恐れがあります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?