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養生訓 巻六 慎病 鳳凰堂流解釈⑲


原文を現代文に改変
秋は夏の間肌開け、七八月は残暑も猶烈しければ、腠理いまだ閉じず、表氣いまだ堅からざるに、秋風すでにいたりぬれば、感じてやぶられやすし。

慎んで風涼にあたり過すべからず。

病ある人は八月残暑退きて後、所々に灸して風邪を防ぎ、陽を助けて痰咳のうれいを免るべし。

鳳凰堂流意訳

秋は夏の間毛穴が開き、七八月は残暑も未だ激しければ、毛穴もまだ閉じない。表の気はまだ堅くない為、「秋風がすでに吹いていれば感じて破れやすい。

慎んで風涼にあたり過ぎないように。

病ある人は八月の残暑退いた後、所々に灸して風邪を防ぎ、陽を助けて痰咳の憂いから免れるようにすべきである。

鳳凰堂流解釈
季節の変化による気の変化

春は発泄、夏は炎上、秋は収斂、冬は固渋。

春は気が上へ外へ素早く動き、

夏は大量に気が上へ外へ行きっぱなしになる。

秋は気が下へ内へ隠り始め、

冬は体内に気を溜め込む。

これにどう対処するのかを書いてくれています。

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