見出し画像

【町民インタビュー vol.1】 まちの事業者さん編

こんにちは!スキフェス広報担当の三好です。
この記事では、まちの大人の「好き」を取り上げていきたいと思います。「見晴るかすコース」では、これまで40名のまちの大人の方々にインタビューをさせていただき、まちの「好き」がつまった冊子を作成しました。

そこに表現されている「好き」の裏側には、さまざまな背景やストーリーが隠されています。冊子の中だけでは伝えきれなかった部分まで、まるっとご紹介したいと思います。

今回取り上げるのは、まちの事業者さんたち。
ぜひご覧ください。

Patisserie La4区 ・ 渋谷郷美さん

あなたの「好き」を教えてください。
ー 長く続いたもの。

商店街にある小さなケーキ屋さん「Patisserie La4区(らよんく)」の店長、渋谷郷美さん。

渋谷さんいわく、「好き」は、結果的に長く続いたもの。
もともと「好き」があったというよりも、気づいたらこれが「好き」だったと気づく、そんな感覚だそうです。

その渋谷さんが、一つのエピソードを話してくれました。

小学6年生のときに友達のお家でクッキーを作って、持って帰って母親に食べてもらったところ、すごく喜んでくれたんだよね。
ただその後、自分のお家でクッキーを作ったら、失敗しちゃったの。

ここが全ての始まりだったと言います。
自分のやったことによって、誰かに喜んでもらえるやりがいを感じた瞬間。
また、もともと研究熱心で、あれこれ試行錯誤してみることが楽しかったこと。

この2つの要素が、今のパティシエという仕事につながっているそうです。
そういう意味では、この先ずっとお菓子づくりをしているかどうかでいくとわからないとおっしゃっていました。

「好きはコロコロ変わるから、1つに決めなくていい」
そんなお話もしていただきました。

▼  もっと詳しく知りたい方は、こちら

ベーカリー サクマ ・ 佐久間浩之さん

あなたの「好き」を教えてください。
ー パンづくり。

地元に愛されつづけるベーカリー サクマの佐久間浩之さん。
シンプルな言葉で「パンづくりが好き」と語ってくれました。

ただ最初は、生活をするため、また家族を養うために、この仕事を始められたそうですが、今ではおいしいパンを届けて、目の前のお客さんに喜んでほしいという思いで、日々仕事に向き合われています。

そのきっかけとなったのが、東日本大震災のとき。
全てのライフラインが絶たれ、これまで当たり前にあったものがなくなったため、米飯の炊き出しを避難所に持って行ったそうです。そして、いち早く営業を再開するために、お店を復旧をし、パンを焼いていたといいます。そのときに、たくさんの人に喜んでもらったことがきっかけで、パンを通して、関わるひとを幸せにできるんだと実感したそうです。

佐久間さんは、「日常にあるパン」を作りたいと語ってくれました。
そこには、先ほどの震災のエピソードにあるような、当たり前を大切にしたいという思いと、特別なパンではなく、誰かの人生の中にそっとあるパンを作りたいという思いからだそうです。

そんな思いで、毎日パンづくりに向き合われています。

Gela319 齋藤礼奈さん

あなたの「好き」を教えてください。
ー おいしさを極めること。

有限会社齋久設備にある自然派ジェラートのお店「Gela319」の店長である齋藤礼奈さん。
開店するきっかけは、沖縄で食べたジェラートが忘れられなかったことだそう。沖縄のジェラートに感銘を受けた齋藤さんは、沖縄でジェラートづくりを2年間学んだそうです。

また東日本大震災後、会社で除染作業を行うこととなり、食の安全について深く考えるようになったといいます。その経験から、福島にあるものを安心、安全に食べてもらいたいということで、子どもから大人まで楽しめる、体に優しいジェラートを届けるようになったそうです。

お客さんのことを想像して、よりおいしいジェラートを届けるにはどうしたら良いかを日々探りながら、絶品ジェラートを日々ご提供していらっしゃいます。

さいごに

今回の記事はいかがでしたでしょうか?
当日は、まちにあふれる「好き」がまるっと。ぎゅっと。つまったイベントになること間違いなし。

たくさんの方のご参加をお待ちしております。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?