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【オリックス】開幕カードにみた2021の戦い方

 みなさんこんにちは、たんぼです。今回は一足先に開幕したNPBのオリックスに注目した記事です。埼玉での開幕カードを終えて結果としては1勝2敗(④T:リーグ内順位)で数字のうえでは昨年と変わらないのですが(昨年はここから6連敗したのが痛かったですね)、試合を見ている方なら昨年とは全く違うチームになったと感心していらっしゃることでしょう。そのちがいについて深掘りしていこうと思います。

・投手編

 まずは投手陣から行きます。3試合のみのデータですが、失点は11(③T)、防御率は2.16(①)と、非常に頑張ってくれています。自責点が少なく、後述する野手の守備のミスから失点をしてしまったぶん、イメージより数字がよく映っているように思われます。
 山本(7回)、宮城(7回)、山岡(6回)とオリックスが誇る先発陣がゲームメイクを頑張ってくれた影響も大きいでしょう。勝ちパターンが確立されておらず、ブルペン陣に不安があるチームにとっては、彼らを含めた先発がどこまで投げられるかということが順位に直結すると予想しています。

・野手編

 続いて野手です。チーム全体でみると、打率は.233(④)、HRは3(③T)とまずまずの出だしに見えましたが、得点は7にとどまり、3連敗を喫したロッテよりも少ないリーグ最下位の数値にとなっています。原因としては得点圏に弱いということになるのでしょう。↓

 去年も開幕カードで残塁祭りがありましたね、そういえば。それでも、aozoraさんのツイートにもあるように、このありさまでも1つ勝てたんです。得点圏打数が27ということは1試合あたり9回。そろそろなんとかしてくれるでしょう。
 守備に関しては、今年は開幕から球界屈指のプロスペクトである太田と紅林に二遊間をまかせていますが、それぞれ失点につながるエラーをして守備面では足を引っ張ってしまっている現状です。ただ、彼らはまだ若く、成長する余地は大いにあるのでしばらくは辛抱でしょう。夏か、秋か、来年かはわかりませんが、彼らが投手を助ける日は必ず来るので、ファンとしてもその日を待つのみです。

・まとめ

 要約すると、2021シーズンは「太田・紅林・宮城と心中するシーズン」になると私は考えています。エラーが目立った二人には早速厳しい批判や、今日から復帰する安達との入れ替えを予想する声などがありましたが、ここで2軍へ行かせてしまっては開幕カードが「ただのオープン戦の延長」に成り下がってしまい、相手チームやNPBに失礼になるでしょう。彼らは「公式戦の最初のスタメン」に名を連ねたのです。これは「今年はこいつらの頑張り次第だ」という中嶋監督からのメッセージに他ならないでしょう。ベンチにも大城・福田・安達と経験豊富な選手がいて、彼らのサポートをしてくれるはずです。サポートに限らず、「自分がポジションをとる」という気持ちからうまれる競争がチームを活性化させることにもつながります。
 いまはまだ1軍戦力ではないかもしれませんが、成長を促す環境はこれ以上ないくらいに整っていますし、プロスペクトたちも成長を見守るに値する素材だと私は思います。上がり目しかない状況ってめっちゃわくわくしません?
 そのためにも、投手陣(特に先発が長い回を投げること)・野手陣ともに順位争いから脱落しないように踏ん張ってもらいたいです。早速正念場が来ていますが、今年のチームなら踏みとどまれる、もしだめでもいつか取り返せる、と信じています。がんばれ、バファローズ!

・出典


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