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女王蜂の話

こんばんは。

今日は私の大好きな女王蜂というバンドについて愛を語りたい。

私は音楽が好きだけど詳しくはない。音楽性を語ることや専門用語を使って魅力を伝えることは難しい。恐らくここからただ私の愛を書き連ねることしか出来ないので、少しでも読む気になってくれた方はまずはこの動画を見てほしい。それだけで何が凄いのかは伝わると思う。

 https://youtu.be/gn-YwSmEzNc

私が初めて女王蜂に出会ったのは高校生の頃女友達と行ったカラオケだった。彼女は「デスコ」という曲にハマっていると言って歌って聴かせてくれた。彼女には申し訳ないが、聴かせてもらってもどんな曲か全く想像出来なかった。

https://youtu.be/VRH6qX26y_4

それもそのはず、女王蜂の曲はどれもボーカルのアヴちゃんにしか歌えないと言っても過言ではないくらい圧倒的に歌うのが難しいのだ。テンポが目まぐるしく変わり、音程がオクターブ単位で移っていく。残念ながら私は魅力に気づかず、その時はふーんこんなアーティストがいるのか、と思うだけだった。

それから数年後、大学二回生のTSUTAYAで私は女王蜂に再会した。手に取ったのは孔雀というアルバムだった。

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このアルバムの中の「燃える海」という曲から私は一気に女王蜂に惚れ込んだ。

明日あなたが居なくなってもあたしは生きてくわ
それでも淋しいだなんて吐いてもあなたは振り向かないで

この歌詞の強烈な「強い女像」に一気に惹き込まれた。

それから全てのアルバムを聴き込んで一ヶ月後には初めてのライブに足を運んだ。ピンヒールで歌い踊り、可愛らしく、時に格好良く客席を煽るアヴちゃんはカルチャーショックを受けるくらい魅力的だった。

性別も国籍も年齢も分からないメンバーから奏でられる曲は私を自由にしてくれたし、自分のセクシュアリティ、恋愛観に悩んでいた多感な20歳の私を優しく包んでくれた。

そこから今日まで女王蜂の曲はいつも私に寄り添ってくれている。恋愛に悩んだ時も、人生についての暗い考えに取り憑かれた時も、いつもアヴちゃんの書く歌詞は私に共感や希望をくれる。

いつからか
「どこにもいけなかった」
「誰にも言えなかった」
BL GL NL 勝手なCMばっか流れてるTL
単館系ジェンダームービー
主人公は病むか死ぬか恋に敗れるか
ちょっと判んないね
判んないぜ
「FLAT」より

ちなみにアヴちゃんに性別はないと思っている。恐らく初めてアヴちゃんを見た人はまず性別が気になると思うが、そんなことはどうでもいい。「歌うために生まれた ただそれだけ」と本人も歌っているが、アヴちゃんは性別も国籍も超越した私の歌姫なのだ。

アヴちゃんの事ばかり語っているがほかのメンバーもとても魅力的だ。ベースのやしちゃんは学生時代からのアヴちゃんの親友で、インタビュー記事から垣間見える二人の仲の良さや波長が合う感じにニヤニヤしてしまう。そしてとっても色っぽく、ライブ中は見惚れてしまう。ドラムのルリちゃんはアヴちゃんの妹で無口な所が可愛らしく、力強いドラムとのギャップが魅力的だ。ギターのひばりくんはとにかく麗しい。恐らくほかのメンバーより少し年上で紳士的な、皆のお兄さん的な雰囲気がある。

https://twitter.com/qb_avu/status/1257956810046074880?s=21

最後はここ最近アヴちゃんに惚れ直したツイートを貼っておく。コロナ禍の中で、何かを呼びかけるでもなく、自分の歌詞から引用して祈りを伝えるこのセンスが最高だ。

ここまでただのオタクの愛の垂れ流しを読んでくださった方がいたら五体投地でお礼を申し上げたい。





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