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ほとりのエッセイ

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ながれのほとりが普段考えていることをつらつらとまとめたエッセイたちです。
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2022年2月の記事一覧

#32「強い花」は好きですか?

※下書きなしに思いつくままに書いています。多少の不備はお見逃しください。 河原を散歩していて、ひとかたまりの野生のスイセンの花を見つけました。2月といえどもまだ風は冷たく、あたり一帯もほぼ枯れ草ばかりの冬景色です。 そんな、水も肥料も決して十分ではない環境でも元気に花開くスイセン。その美しさのためか、自己愛を表す「ナルシスト」の語源にもなっているようです。 実はスイセンはとても丈夫で、かなり生命力が強い花なのだとか。手入れらしい手入れをしなくてもガンガン咲いてくれるので

#30 山に登る人

先日、図書館に本を借りにいったついでに、山に登ってきました。都会の方には意味が分からないかもしれませんが、田舎ですと居住区域内に山があるのは当然であり、散歩のついでに軽く山登りするのは日常茶飯事です。 このあたりでは、小学校の春と秋の遠足は山登り、宿泊研修でも山登り、中学校のマラソン大会は山中のドライブコースという具合に、生活と山が密着しているのです。 そして山といっても専用の登山靴や装備は必要なく、本当にウォーキングと同じような格好で皆さん、気軽に登っておられますね。

#24 方言こわい?!

※下書きなしに思いつくままに書いています。多少の不備はお見逃しください。 先日、Twitterで関西地方と関東地方における方言の解釈の違いが話題になっていました。 これによると、関西人的には「~でしょ」は敬語表現なのだそうです。 私は関西人でも関東人でもありませんが、「~でしょ」は、たしかに敬語表現には感じられないですね。 このほかにも、関西では「アホ」は挨拶代わりの言葉らしいです。 しかし関西人でない私は、そんなに親しくない人に「アホ」と言われたら、かなり落ち込む

#23 もしも昔の文豪たちがSNSをしていたら

※下書きなしで思いつくままに書いていきます。多少の不備はお見逃しください。 「やっぱ、春は夜明けがヤバいよね。そして、読経ライブのお坊さんは声がいい人に限るわ💛」 by「枕草紙」 リア充ライフを送り、インスタ映えをねらうのが清少納言。  「あの人、知ったかぶりをしてあれこれ漢字を書き散らしているんだけど、よく見ると間違っているところもあるわよ。」by「紫式部日記」 Twitterでライバルをさりげなくディスる紫式部。  「夫に女がいるらしいから調べてみたら、どうやら

#34 エーデルワイス

※下書きなしに思いつくままに書いています。多少の不備はお見逃しください。 「エーデルワイス」は、ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」の劇中歌のひとつです。リチャード・ロジャースが作曲し、オスカー・ハマースタイン2世が作詞しました。 「サウンド・オブ・ミュージック」は日本でアニメとして放映されたことなどもありますし、同じく劇中歌である「ドレミの歌」なども含め、日本人にとっても親しみの深い映画の一つといえるでしょう。 映画の舞台は、今まさにドイツに併合されようと

#33「U Boj!」

※下書きなしに思いつくままに書いています。多少の不備はお見逃しください。 高校時代、コーラス部への入部当初、先輩たちと顧問の先生がある曲を歌ってくださいました。 それは「U Boj」(ウボイ)。軽快なリズム感と力強いメロディーがとても印象的だったことを覚えています。(動画は関西学院グリークラブ様のもの) 進めわが同胞(はらから)よ 共に力合わせ うるわしきこの国土を 誰(たれ)の手に渡すべきや 津川主一作詞  ※元の曲を訳したものではなく、日本語オリジナル版 こちらは

#25 名に込められた想い

※下書きなしに思いつくままに書いています。多少の不備はお見逃しください。 北京オリンピックのフィギュアスケートで、見事メダリストとなった宇野昌磨選手と鍵山優真選手……の胸元に輝くおそろいのネックレス。 これは、お二人とスポンサー契約を結んでおられる磁器ネックレスメーカー「コラントッテ」の製品です。同社の製品はほかにも卓球の伊藤美誠選手など、そうそうたるアスリートの方々が愛用しておられるようです。 なんでも男子シングルスのメダリストが決定した日には、このコラントッテのネッ

#22「本読み」の効能

※下書きなしで思いつくままに書いていきます。多少の不備はお見逃しください。 「本読み」 それは小学生の子供を持つ親にとって、「地味に面倒な子供の宿題」の上位にランクインするのではないだろうか。 1年生であろうと、6年生であろうと容赦なく毎日宿題に出るし、ちゃんと聞いてからサインもしなくてはならない。 低学年のころは、子供が読む「ちいちゃんのかげおくり」とか「ごんぎつね」で涙を誘われていたりしたが、高学年になってくると、正直言って親も子も面倒くささが隠せない。 「なん

#21 Webライターの「自由」とは

※下書きなしで思いつくままに書いていきます。多少の不備はお見逃しください。 先日、あるWebライターさんが、 「自分は働く場所に左右されず、自由に生きたいと願った。そしてようやくその念願を叶えることができた」 といった内容のことをSNSで呟いておられました。 その投稿を読んだ瞬間ふと頭に浮かんだのは、三好達治の「鴎(かもめ)」という詩でした。正確にいうと、頭に流れたのはこの詩に曲を付けた歌で、学生時代に所属した合唱団における愛称曲の一つでした。 わたしはこの歌詞とメ

#20「Webライター」と「テント生活」の親和性を考える

「『Webライターのササキさん』って、かわいそうな人生の人が多いよね」 小学生の娘がこう言った。 娘よ。とりあえず、Webライターの佐々木ゴウさんと、ジャーナリストの佐々木俊尚さんに謝ろうか。 娘が読んでいたのは、佐々木ゴウさんのこんなブログ。 「早稲田大学法学部を卒業後、新卒でNTTに就職。その後Webライティングで独立して、半年で月商100万円突破」 「早稲田出たけど職と家がなくなったので、テントで生活することにした」 このふり幅の大きさに、小学生でなくとも驚