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#34 エーデルワイス

※下書きなしに思いつくままに書いています。多少の不備はお見逃しください。

「エーデルワイス」は、ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」の劇中歌のひとつです。リチャード・ロジャースが作曲し、オスカー・ハマースタイン2世が作詞しました。

「サウンド・オブ・ミュージック」は日本でアニメとして放映されたことなどもありますし、同じく劇中歌である「ドレミの歌」なども含め、日本人にとっても親しみの深い映画の一つといえるでしょう。

映画の舞台は、今まさにドイツに併合されようとしている、第二次世界大戦前夜のオーストリア。

オーストリアの軍人であるトラップ大佐が、ドイツ軍への招集を拒否するために、家族でひそかに亡命することを決意。その夜、「トラップファミリー合唱団」として音楽祭に参加し、最後に「エーデルワイス」を歌うのです。

大国・ドイツの圧倒的な権力の前に風前の灯となってしまった祖国。そんなオーストリアへの愛を込めて、トラップ大佐は歌い出します。

Edelweiss, edelweiss
Every morning you greet me

エーデルワイス エーデルワイス
毎朝君は僕にあいさつしてくれる

感極まって歌えなくなった大佐の声に続き、妻のマリアと子どもたちの歌声が重なります。

Blossom of snow may
you bloom and grow
Bloom and grow forever 
Edelweiss, edelweiss
Bless my homeland forever

雪の花が 咲き育ちますように
咲き育ちますように 永遠に
エーデルワイス エーデルワイス
祖国を永遠に祝福したまえ

歌声はやがて会場の人々にも広がり、最後には全観客による大合唱となったのです。

短く美しい曲に込められた、人々の祖国への想いの深さを知るワンシーンでした。

「何もできない」ことと、「何もしない」ことは決して同じではない。そう信じさせてくれる映画でもあります。

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