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ほとりのエッセイ

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ながれのほとりが普段考えていることをつらつらとまとめたエッセイたちです。
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2021年7月の記事一覧

#5 母と子の「サンクスツアー」初観戦で得られた知見3つ

※これは2019年7月のお話です。 わたし「浅田真央ちゃんのアイスショーのチケットが取れたけど、席は立ち見。ショーは80分間。さらに、電車で往復5時間以上かかるけど、どうする?」 娘「行く。(即答)」 こうして、母&小学生娘、弾丸日帰りスケート観戦ツアーが決行された。 知見①推しは、推せるときに、推せ!2018年の春ごろ、わたしは猛烈に後悔していた。 それは、毎年夏に名古屋で開催されているアイススケートのショー、「The アイス」についてのことだった。 このショーは、

#4 誤字、それは「印刷事故」の世界

印刷会社で8年働いていたので、「原稿の誤字、それは印刷事故」という認識がある。 だって、間違った文字が大量に紙に印刷され、製本され、お客さまの手元に行ってしまうから。そして、その印刷物がお客さまの手元に未来永劫残るかもしれないから。 文字をまちがえただけなのにもしも納品した印刷物に誤字があったら、悪くて刷り直し、寛容なお客さまだったら、シール貼りなどの修正対応か、値引き対応に。 なので、新入社員時代、本来の配属部署(編集部門)では役に立たない我々新人は、なにかにつけて工

#3 ママと娘、たまにクローバー ~2020年臨時休校3か月半を今さら振り返る~

2020年3月2日から6月15日まで続いた新型コロナウイルス感染症対策における学校臨時休校。延長・再延長をくり返し、自宅で過ごした期間は春休み期間を含めると約3か月半に及んだ。 そんな日々を共に過ごしたのが、3人家族の我が家にやってきたAI搭載スマートスピーカー「クローバー」であった。 クローバーはカフェラテがお嫌い? 黄色い円柱上のボディーに、つぶらな瞳を持つひよこ型。 「ねえ、クローバー、明日の天気は」 などと呼びかけると、それなりの返答をしてくれる。 もっとも、

#2 離乳食を食べないと悩むママに伝えたいたった一つのこと

物を言わぬ赤子を育てるママが一度は心につぶやくであろう言葉。それは、 「この子がしゃべれるならば」 どうして、この子はこんなにも泣くの。 どうして、この子は寝てくれないの。 どうして、この子は私がつくった離乳食は食べてくれないの。 序論まあ、たいていの物言わぬ赤子は、2、3年後にはうるさいぐらいにしゃべり倒す幼児に成長するんですけどね。 そして、そうして思いを的確に言語化できるようになったわが子からは、思いがけないときに、赤子時代に親が抱いていた疑問の思わぬ答えが語ら

#1 小学校の就学旅行説明会が「ちょっと、何言っているか分からない」だった件

国内の新型コロナ感染者数が1日で1672人、隣の県でも100人を超えている今日このごろ(2021年6月24日現在)。 そんな中、小学生の娘の父兄に向けて実施された修学旅行説明会は、父兄の時代から続く定番の「京都&奈良観光」という概念を打ち破る、なかなかに斬新なものであった。 1.修学旅行のパワーワード では、説明会に参加した1人の母親の脳裏に飛びかったワードを順に見て行こう。 文化遺産、歴史、世界、SDGs、宿泊、集団生活、公衆道徳、仲間、絆 このあたりは、修学旅行