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香川本鷹の話

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島旅農園「ほとり」の看板、香川本鷹。フォロワーさんたちのご感想や自分の記事をマガジンとしてまとめていきます。
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#食

今季も香川本鷹の粗挽きフレークを仕込みました ~販売開始!~

年越し蕎麦に間に合わなかった・・・ という後悔はすでに蕎麦の喉ごしのように、さもすれば喉元過ぎれば熱さを忘れると言わんばかりに、もうどうでもいいやってことで。 さて、今シーズンも香川本鷹の粗挽きフレークを仕込み始めております。 今年は宿のヘルパーさんたちの協力があり、かなり乾燥がスムーズに進みまして、在庫もかなりあります! 作業風景はこんな感じです。 今年のフレークは昨年よりも発色が明るいような感じがしています。蕎麦やうどんだけでなく、お醤油やお塩のようにパパっと振り

【生で食べてほしい!】香川本鷹の生唐辛子販売開始!

今年も唐辛子を生で食べられる季節がやってきました! 乾燥唐辛子では味わえない、生唐辛子ならではのみずみずしさをぜひ! 辛さの奥にある甘みやコクを感じていただけると思います。 そして、ウチの唐辛子は調味料ではなく、具になります! さてさて、香川本鷹は私の暮らす離島が属する「塩飽諸島」と香川の一部地域の伝統野菜で、豊臣秀吉の時代以来の400年の歴史を持つ唐辛子です。大きさも一般的な唐辛子の1.2~1.5倍。大きいものは長さ10センチ以上、男性の中指くらいのモノもあります。

口には辛味、心にはものがたりが広がる唐辛子

からちゃんさんの唐辛子粗挽きフレークを食べてみた。卵かけご飯、その上にパラパラと少量の唐辛子フレーク。おすすめされていた食べ方だ。わずかな量でも、口の中にはピリッとした辛味。そして、その辛味の先には香川の離島で唐辛子を作っているからちゃんさんの姿が見えるような気がした。 からちゃんさんのことはnoteで知った。香川県丸亀市の離島さぬき広島で農家民宿と唐辛子「香川本鷹」の生産を行っている27歳の若者だ。観光学修士ももっているらしい。 かなり前からからちゃんさんのnoteを読

離島の唐辛子・香川本鷹の種まき

農業には「苗半作」という言葉があるそうで *  先日3月31日、今夏の収穫に向けて香川本鷹の種をまきました。昨年は試験栽培でしたが、今年からは本格的な出荷・販売を目標としています。 予定作付面積は350~400㎡。最終的な作付株数としては、おおよそ150~180株となる予定です。 さてさて、まずは残していた大きな実から種を取ります。 島の師匠曰く、大きな実の種からは、やはり大きな実ができやすいそうです。 次にハサミで切開。 ぎっしり。 ざっと数えたら一つの実から約

フォロワーさんのマネして、香川本鷹麻婆豆腐を作る

先日、noteを読んでいると、あまりにも美味そうな投稿がありました。 これはやるしかねえな。 何せ私、香川本鷹という唐辛子を育てておりますもので。 ケイチェルおじさまのマネ(いや、インスパイアだ!)ですが、初めて真面目なお料理記事投稿します! いざ尋常に、調理開始材料は切り餅、豆腐、ひき肉、ニンニク、生姜、豆板醤、甜麺醤、オイスターソース、ごま油、そして香川本鷹。 ※生姜は単なる私の好みです。ネギがあればベスト。ケイチェルおじさまはラー油を使っておられましたが、こちら

島旅農園「ほとり」が自然農法を目指す理由① 〜思想編〜

自然農を目指すことで、尊大に偉ぶる自分を戒められれば、それはもしかすると一番の収穫かもしれない。 そもそも自然農とは何か?自然農とは何かという問いに私が答えるのは恐れ多いが、よく文献等で目にするのは 不耕起(=耕さない) 無肥料 無農薬(≒自然の草花や虫と共生する) が自然農を語る要素として挙げられる。一般的な農業(慣行農法)では畑をトラクターや耕運機で耕し、肥料を与え、国の基準を超えないように農薬を施す。場合によっては、ビニールマルチといって雑草が生えないようにも心掛